サーマレストのラグジュアリーマップ L を購入しました
スノーピーク インフレータブルマット キャンピング2.0
これまで使用していたのは2006年に購入したスノーピークのオートキャンプ用インフレータブルマット、キャンピング2.0。型番はTM-074です。最後の2.0は厚みを示しているらしく単位はインチでしょう。キャンピング1.5の厚みは3.8cmです。サイズ 193cm x 63.5cm x 5cm
収納時 直径16cm×74cm
このマットとモンベルの#3(性能を表す)の寝袋では氷点下では耐え難いものがありました。上はともかく地面からの冷えがたまりませんでした。
このマットは収納ケースがポンプとして使えるようになっていました。しかし、これがまたそう簡単に空気が入ってくれず結構時間のかかる作業でした。
そして、先日
サーマレスト LUXURY MAP L
次に購入したのが、既に妻が使っていたサーマレスト社のラグジュアリーマップ Lサイズ。https://www.e-mot.co.jp/therm-a-rest/product.asp?id=173
サイズ 63×196cm×7.6cm
収納時 直径16×66cm
重量 1900g
R値 6.8 (2020/10/23 今見ると6.0になっています。打ち間違えたのかマイナーチェンジの際に変わったのか。そんな切りのいい数字じゃなかったような気がするけれど… 2021/9/18 共通規格化により数値が下がったようです。後述)
スノーピークのマットの耐寒性の低さに耐えかねたので、それよりもさらに厚いものにしました。断熱性を表すR値では、サーマレスト社の製品の中で3番めに高い値です。冬もキャンプをするのなら少なくともR5は欲しいところだろうと思います。
株式会社モチヅキのサイトより引用 2020/10/23追加 |
厚いだけあって寝心地もいいです。
そしてマットを開いただけで自分で完全に膨らみ空気を入れる必要が全くありません。今まで時間を取られていた空気を入れる作業から解放されてとても嬉しいです。
肝心の耐寒性の方も、妻はラグジュアリーマップに代えてから地面からの冷気を感じたことがないということでした。他の候補
以前、石井スポーツでラグジュアリーマップよりR値の高いドリームタイムを見たところ、それはもはや布団とでも呼ぶべき、思わず笑ってしまう程の大きさで、プリウスなどのハッチバックや、ステーションワゴンでのキャンプは不可能と思えるものでした。
ラグジュアリーマップもかなりの大きさがあり、これが一般的なオートキャンプでは限界ではないかと思います。
モンベルは5cm、ISUKAは3.2cmが最厚で、これでは耐寒性もそれなりだと思います。
スノーピークはいまだにケースで空気を入れるタイプ(すなわち自分で膨らまない)なので即却下。
購入場所
時期的なものなのかAmazon以外に売っているところが見当たらず、Amazon直売で購入しました。Amazonも最後の一個でした。価格は税込み 22,680円
amazon.comは海外発送無しで、amazon.deは送料や関税を考えると高いくらいなのでだめでした。
届いてみたら
到着したので開いてみたところ、ケースがアップグレードされていてびっくり。以前はただの袋でしたが、ショルダーベルトがついています! そういえば、今までのは持ちづらいと感じていました。
そして、開けてびっくり、色もこれまでの水色と違って濃いブルーになっています。
あまりに色が違うので別の製品かと思いマジマジと製品名を確認したほどです。
広げてみたところ、最初はぺちゃんこでしたが段々膨らんできています。
家で広げた状態で保管すれば、キャンプのときにはもっと速やかに膨らんでくれると思います。
今月末に実際に使うのが楽しみです。
使ってみて
裏磐梯のキャンプで使ってみました。バルブを開いてテントの中にマットを開いておくだけでしっかりと膨らみ、息を吹き込む必要はありませんでした。寝る前に栓を閉めるだけで十分で、むしろ寝心地のためにちょっと抜こうかと思うくらいでした。
断熱性も、今回は朝の外気温が12度程度まで下がったようですが、下からの冷気は全く感じませんでした。これは氷点下が楽しみです。
これからまた10年は頑張ってくれると思うので値段は張るけれどよい買い物でした。
再度使ってみました
今回は南乗鞍のキャンプ場で使い、テントのサイドポケットに入れておいた時計の温度計は7度台でした。それでも、下からの冷気は全く感じることがありませんでした。アメニティドームM(270cm x 270cm)に二枚置いた場合は次のようになります。
このサイズのテントだと、快適に使えるのは三人までといった感じです。四人でも使えるかもしれませんが、端の方の人は壁や結露で快適とはいえないかもしれません。
更に使ってみて
2019年に入って2回使ってみました。使えば使うほど買ってよかったと思います。耐寒性は高いし、寝心地も厚いだけあって十分です。底付きなど皆無で快適に眠ることができます。
保管時は、かさばるけれど広げるのが一番だと思います。広げて保管してからというもの、完全に膨らんでくれるので本当に手間がなくなりました。
氷点下で使ってみました
無印嬬恋にキャンプに行ったところ、事前の予報では2度か3度、これはおそらく役場での気温のため、それより標高が高いキャンプ場は氷点下も予想していました。
実際、朝起きたらテントには霜が降りていて、車の雨滴は凍っていて、テント内のサイドポケットに入れておいた時計の温度計は0.6度を指していました。
この状況で下からの冷えは皆無でした。むしろ-7度対応の寝袋の方が寒いくらいで、背中をマットにつけると暖かい! という状態でした。
北軽のようなマイナス10度くらいいってるんじゃないかという世界はまだわかりませんが、とりあえず東京並みの寒さなら問題なさそうでした。快適でした。
ちなみに妻は、初日に初めて下からの冷えを少し感じたそうですが、空気を入れ直した(初日はマットの上に乗ってつぶしたままバルブを閉めたかもしれないそうです)翌日や翌々日は問題なかったそうです。
妻のモデルは上に書いたように少し古い(2011年購入)ので微妙に違うか劣化してきているのかもしれません。
マットの必要性について
マットは寝心地のためだと店員が説明していたり、ネットに書いてあったりします。それは夏キャンプの話です。秋から春にかけての山間でのキャンプや、厳冬期のキャンプでは寝心地は二の次で、断熱性が最優先の問題です。
最初にゴールデンウィークに福島の山の中でキャンプをした時には霜注意報が出ていて、夜中に目が覚めて朝まで座ってまんじりともせず過ごすという目にあいました。横になると地面から冷たさが伝わってきて寝ていることができませんでした。
このときはエルブレスの店員にインフレータブルマットは寝心地のためのもので、テントのインナーマットがあればいいと言われたのを真に受けて、インフレータブルマットに比べれば安いインナーマットを喜んで買っていってひどい目にあいました。
真冬に北軽井沢のキャンプ場に行った時も、すべてが凍てつく寒さで、キャンプ場の水道は凍らないように流しっぱなし。昼間でも地面の中まで凍っていてペグを打つとコンクリートかと思うような手ごたえがありました。スノーピークのマット一枚では寝ておれず、もう一枚山岳用のマットを追加してようやく眠ることができました。
十分な睡眠がとれなければ、翌日の運転にも差しさわります。大げさな話ではなく命にかかわる問題と言ってよいでしょう。
寒い時期にキャンプをするのであればしっかりとしたマットを選んだ方が幸せです。サーマレストは断熱性がR値で示してあるのでよく見て買うとよいと思います。
ホットカーペットもあり
コスパについて
インフレータブルマットの空気の抜き方
正しく使うことが大切
本当は説明書に、開いて保管しないと膨らまなくなるという事を明記し、畳み方の写真入り説明をつけるべきだと思います。なんなら製品自体に大きくプリントしたっていい位です。どうせ下に敷くものなんですから。
せっかく優れた製品が、利用者の間違った使い方のせいで評価を落としているのが残念です。
しばらく前に知人とキャンプに行ったら、撤収時に彼は貸してあげたISUKAのインフレータブル枕と散々格闘した挙句に袋に入れられずギブアップしていました(笑) 畳み方を知らないと枕ですらこうなります。(この例でも分かるように正しく保管されたインフレータブルマットは容易に畳めないくらいに膨らみます)
この知人は、インフレータブルマットを買ったけれど全然膨らまなかったと話していた記憶があります。それは保管方法を誤っているからだと思います。(本当にダメな製品で膨らまないという可能性もありますが)
R値共通規格化
2021/9/18追記
R値が規格化され、その結果6.8から6.0に下がったようです。なんと、下のモデルのBasecampと同じ性能になってしまいびっくり。
2020年~新規格によりスリーピングマットのR値比較がより明瞭になりました
R値って何??マットレスの新基準 好日山荘
これでメーカー間での性能比較ができるようになりユーザーとしては嬉しい限りです。早いところ国内メーカーも対応してほしいものです。
今後はR値を公開しないメーカーは性能に自信のないメーカーという事になるかもしれません。
完全に空気が入りませんでした
2021/12/22 追記
前回、11月末の清里のキャンプで、完全に空気が入りませんでした。
テントに行ってみると、表面が平らにならず、ウレタンに穴の開いている場所の生地がへこんでいる状態でした。寝てみてもクッション性が足りないため、1、2回息を吹き込む必要がありました。こんなことは初めてです。
空気が抜けるわけではなく、入れて口を締めた後はそのままでした。
購入から10年経つ妻の古いマットは問題ありません。
気温か何かの影響なのか。注視したいと思います。
2022/4/9 追記
相変わらず自動的に膨らんでくれず、二三回吹き込んでいます。3年ちょっとで劣化するとは残念です。Amazonで購入して日本正規品と書かれているのでこういうものなのかどうかモチヅキに相談してみようと思います。
2022/5/23 追記
その後暖かくなってきたところ、段々と膨らむようになってきました。前回は何の問題もなく膨らみました。どうやら新しいモデルは冷たいと復元力が低下するようです。
マイナス5度くらいで使って冷気を感じました
2022/04/09 追記
4/2に福島県の標高600mのキャンプ場で外気温マイナス5度くらいで初めて下からうっすら冷気を感じました。
初代ラグジュアリーマップは2011年8月購入
2022/11/20 追記
初代ラグジュアリーマップの購入日を調べたら2011年8月でした。今でも妻が使っているので、10年以上使っていることになります。
バルブのあたりがこすれて減ってきているけれど、問題なく使用できています。空気も相変わらず自動で入ります。
今はラージで約32,000円と高額ですが、10年使えるとして、毎年10泊程度するなら一泊当たり320円です。
ちなみに、一つ目を購入した際は16,257円、二つ目は22,680円なので、どんどん価格が上がっています。
買おうか迷ってるので参考になります
返信削除参考にしていただいてありがとうございます。
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