七輪本舗のお外で七輪をキャンプで使っています

石川県の七輪本舗が製造販売するキャンプ用七輪「お外で七輪」。うちでは十数年前からこれをキャンプで使っています。二三人で焼き物をするにはいい選択肢です。

2016/5 本栖湖の浩庵キャンプ場にて

七輪の炭は焚き火代わりにもなるので、焚き火の必要性を感じたこともなく、スノーピークの焚き火台も持ってはいるけれど殆ど使ったことがありませんでした。

メリット

  • 軽量で持ち運びしやすい
  • 空気口である程度の火力調整可能
  • 蓋がついていてそのまま安全に消し壺としても使える
  • 消した炭は次回の火起こしに使える
  • 燃焼効率が高いため比較的少量の炭でOK
  • いい備長炭を使えば嫌な煙や臭いが出ない
  • いい備長炭を使えば長く安定した火力が得られる
  • 暖房器具としても重宝

スノーピークの焚き火台が一式15キロオーバーなのに対して、お外で七輪はペール缶、本体、蓋、高さ調整台、付属焼き網で、実測6.65キロです。

スノーピーク 焚き火台L を使っています

空気口を使えば調理中はマックス火力、終われば火力を落として団らんモードに調整可能です。ただし、カセットコンロのようにはいきません。

熾火や灰の後始末が面倒な焚き火台と違って、寝るときには蓋を使えばあっという間に火の始末が出来て安心です。ただし炭自体はしばらく燃えています。燃え残った炭は次回の火起こしに使えます。

煙も出ないし、臭いもしない備長炭は高いのがネックですが、七輪なら大量にはいりません。

寒い冬のキャンプも、これがあれば暖かく過ごせます。当然ですが十分な換気が必要です。

デメリット

  • 円筒形でデッドスペースができやすい
  • バーベキューコンロほどには火加減が出来ない
  • 備長炭が高い

荷物満載の三人でのキャンプでは積載する場所に困ることがあります。二人でのコンパクトキャンプなら問題ありません。

焚き火台Lの場合には、焚き火台の半分だけで炭を起こして、もう半分は食材の退避エリアにすることで火加減が可能です。先日はイワシをいい感じで焼くことが出来ました。

七輪の場合には、高さ調整台を使っても限度があります。

七輪本舗で売っているような、いい備長炭は高いです。ただ、七輪は燃焼効率がよいのでトータルコストはそれほどでもないかもしれません。

必要なオプション製品

お外で七輪は、七輪本体の他にも必要なものがあります。

ペール缶 PL-01

七輪及びオプション品の運搬には必須だと思います。
底にはプチプチ等を敷いておくと七輪の保護に良いです。ただし、溶けるので七輪が熱いまましまわないこと。

高さ調整台 TT-03

魚や肉を遠火で焼くには必須のものです。絶対に本体と一緒に買うべきです。

網つかみ AT-01

網を乗せたり降ろしたりするのにとても重宝します。トングでもなんとか代用できますが安定性が全然違います。これも是非買うべきです。

強度があるのでスノーピークの焚き火台の炭床もこれで扱っています。焚き火台用にもう一個買おうかと思っています。

がんこたわし GT-W140

焼き物をすると一番困るのが網の掃除。油がベタベタでちょっとやそっとこすったくらいでは落ちません。網の汚れは落ちないものだと思っていました。

先日キャンプを再開するに当たり、そうだ七輪本舗のサイトを見ればいいものがあるかも、と思ってみたところ、このスコッチブライトのがんこたわしが売られていました。

半信半疑で使ってみたところ、確かによく落ちます。絶対に落ちないと思っていた焚き火台の網の汚れが洗うたびにきれいになってピカピカになってくるのには驚きます。

これも絶対に一緒に購入するべきです。

ステンレス網 SAMI-270

先日購入したばかりでまだ使用していません。でも、今まで使っていたおまけ(?)の網とは全然違い、スノーピークの網並みにしっかりしています。

今までの網は熱で歪んでしまい食材が転がることがありました。これならスノーピークの網と同様に、歪むことがなさそうです。

これも最初から揃えるべきだと思います。

2020/8/15追記
先日使ったら歪みました(笑) といっても、ぼこぼこに歪むのではなくよく見たら少し湾曲していたという感じで、今のところ支障は感じていません。もう少し様子を見る必要があります。
頑丈すぎて高さ調整代から簡単に外れません。安い網でも外れない時があったので、高さ調整代の方をペンチで調整しようかと思っています。

炭火ばさみM SB-M

今使っている火ばさみは、形状からして七輪本舗で買ったものだと思います。先日のキャンプでしげしげと見てみたところ、多少の焦げ付きはあるものの磨けば新品同様という感じでした。炭を挟むのに重宝します。

焼肉トング YT-28

長年火ばさみで炭も食材も扱ってきましたが、ついに食材用トングを買ってみました。火ばさみよりも剛性があって扱いやすく、置きやすく、そして洗いやすいです。

料理トング RT-24

も買ってみましたが、未使用です。焼き肉トングだけでよかったかも。家での焼き肉やスモークサーモン、生ハムを剥がすのに重宝するかもしれません。

2020/8/15追記
結局、妻が台所用にしてしまいました。何かに使って便利だったと言っていました。

別途購入が必要なもの

火吹き竹

火付けや、焚き火のときに重宝します。うちは古典的な竹筒で、火ばさみのケースを兼ねています。効果は大きく、火付の悪いくすぶっている炭から炎を上げることもできます。

今使っているのはおそらくキャプテンスタッグのM-7625だと思います。



ネットで見ると釣り竿のように伸び縮みするコンパクトなステンレスのものもあるようです。携帯性はいいかもしれませんが、私は趣(おもむき)で竹です。

耐熱グロープ

火のついた七輪を移動するときなどに必要です。軍手では熱いのでそれ用のものを用意したほうが良いでしょう。

私はスノーピークのキャンパーズミトンを購入しました。
スノーピーク キャンパーズミトン を購入しました

使うにあたって

アルミホイル

魚や肉を焼くと脂が落ちて七輪があっという間に汚れてしまいます。使い始める前に、七輪のフチをアルミホイルで覆っておくと良いようです。私は知らずに使い真っ黒けです。

着火剤

火付けは、七輪本舗の着火剤を使っています。新聞紙で火をつけた事もありますが、着火剤を使ったほうが確実でしょう。

基本的には、着火剤を底に置いて、炭を空気がよく通るように積み重ね、七輪の空気口を風上に向けて着火するだけで後は勝手に点きます。無風のときには火吹き竹が活躍します。

もしつかない場合には、着火剤を増量して再挑戦です。ポイントは炭が真っ赤になる前にいじらないことです。いじると火が消えてしまいます。放置することが肝心です。

焚火台との使い分け

ここ最近のキャンプでは七輪を使っていません。ずっと使っていなかった焚き火台を使ってみているためです。

焚き火台Lもあらためて使ってみるとそれなりの良さがありました。焼き網が広いため人数が多くても対応できます。大きな魚の干物も楽に焼けます。なにより焚き火台として使えます。

ただし、やはり重くて扱いづらく、今回もサイトから炊事棟まで距離があったため、重くて嫌になって車で運ぼうかと思ったくらいです。また、灰の始末や掃除にも余計な手間がかかります。

大勢のときや焚き火を楽しみたいときには焚き火台。コンパクトでライトなキャンプを楽しむのなら七輪という使い分けになりそうです。

コロナ支援で家で三陸のカキを
下が熱くなるので、鍋蓋を敷いています
換気をしっかりしないと死にます


最近はモンベルのファイアーピットを愛用

2023/3/11 追記

最近はモンベルのファイアーピットを愛用しています。

モンベルのフォールディングファイアーピットはとても良かった

お外で七輪と比べた場合、料理はもちろん、コンパクトで焚火も普通にできます。火消しには別途火消壺が必要になりますが、それを合わせても車への積載はファイアーピットの方がやりやすいです。

グリーンライフのステンレス火起し火消壺が到着

備長炭と違って、ホームセンターやキャンプ場で売っている炭は入手しやすいのはもちろん、基本的に爆ぜないというのも扱いやすいです。


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