Microsoft Flight Simulator(2020)で海外旅行

弟がやたらハマッていてリリースを楽しみにしていたMicrosoft Flight Simulatorの2020年版がついにPCでリリースされました。(Xbox版は年末予定です)

そしてMicrosoftの Xbox Game Pass for PCを契約すれば、なんと、とりあえずひと月100円でプレイできることがわかったので、早速インストールしてみることにしました。


実行環境

このゲームはとんでもなく重いらしくて、実際のプレイに必要とされるスペックはとても高いようです。私のPCはしばらく前にHalo用にビデオカードをアップグレードしたため推奨条件を満たしていると思います。しかし、理想条件にはかなり遠いです。私のPCのスペックは次の通りです。

CPU: i7-4790T (第4世代と古い。今は第10世代が最新。)
GPU: NVIDIA GTX 1660 SUPER (ミドルクラス)
RAM: 16GB (32GB欲しい)
HDD: SSD 960GB
インターネット接続: 日中180Mbps 


Xbox Game Pass for PCの契約

私はMicrosoftアカウントを持っていたし、なぜかXboxのアカウントも持っていたので、古くなっていたクレジットカード情報を入れ直すだけで簡単に契約できました。

Xbox Game Pass for PC

期間限定で、最初の一か月が100円でそのあとは450円。通常料金は850円のようです。長く遊ぶなら購入した方が良いでしょう。

なお、ゲーム内で購入するとプレミアムでも一万円を切っていたと思います。買うならGame Passでゲームを始めてからが良さそうです。


インストール

最初にまず、上のリンクからXboxアプリをインストールします。

次に、ゲームをインストールしますが、インストーラーを実行すると、しばらくして完了してしまい、起動を求められ、あれっ!?と思います。インストールサイズは150GBと聞いていたので。

ここでいったん終了

しかし残念ながらこの後、本格的なダウンロードとインストールが始まります。これはかなり時間がかかります。比較的高速と思われる私の環境でも、3時から開始して7時半にようやくインストール完了。

インストール画面にはUS英語の言語パックが必要と出るので、あらかじめインストールしておいた方が良いでしょう。私のPCはいつの間にか入っていました。

https://support.microsoft.com/en-us/help/14236/windows-language-packs

インストール後は簡単なセットアップが開始されます。


PS4コントローラーの設定

手持ちのコントローラーはPS4のDualShockのみです。そして、なんとPS4コントローラーはデフォルトではボタンに機能が割り当てられていないため、最初に割り当てが必要になります。手探りでボタンを割り当てていきようやく飛べるようになりました。

PS4 コントローラーで飛ぶ Microsoft Flight Simulator (2020)

Xboxのコントローラーはサポートされていて最初からボタンに機能が割り当てられているようです。しかもゲーム中のボタン表示もわかりやすい。ただ、結構いい値段がします。

Xbox ワイヤレス コントローラー


気分は海外旅行

弟は楽しみにしていましたが、正直わたしはそんなに面白くないのではと思っていました。ただ飛んでいるだけなんてつまらなそうです。

しかし、実際にプレイしてみると予想外に面白い。景色がリアルで美しいし、飛行機の挙動もリアルで色々と発見があります。

そのため、去年の夏休みに行ったスペインのアンダルシアを飛んでみたり、年末年始に行ったローマを飛んでみたり、今日はベネチア、明日はケニア、ラスベガスにマイアミ、ニュージーランドと、夜な夜な世界のあちこちを飛び回っています。

Microsoft Flight Simulator 2020でベネチアを訪問

そしてこの週末には史上最強と予測されていた台風10号の中も飛んでみました。

Microsoft Flight Simulator 2020で台風10号を通過

こういうことができるのはシミュレーターならではです。


リアルすぎて飛ぶのが大変

Microsoft Flight Simulatorのエンジンを使ったCombat Flight Simulatorや、歴代のACE COMBATをプレイしていたので簡単だろうと甘く考えていました。

しかし、実際に飛ばしてみると、すぐにストール(失速)するし、急旋回や急降下をするとあっという間に機体にオーバーストレスがかかってゲームオーバー。ACE COMBATのつもりで飛ぶとまともに飛ぶことすらできないです。

とにかく急の付く操作は避けることが肝要です。この辺はグランツーリスモに近いと思います。グランツーリスモで大馬力車を運転していて急ブレーキを踏んだり急ハンドルなんて切ったりしたら、あっという間にスピンしてコースアウトです。

山に近づけば、今度は風が吹いているらしく思うように操縦できなくなって、墜落しそうになります。スロットル全開でも全然高度が上がらずにハラハラします。現実のフライトがどれほど難しいか痛感したし、飛行機やヘリが山間部で墜落するのも納得しました。

ACE COMBATになかった要素としてはトリムもあります。これは車のクルーズコントロール中にアクセルではなくボタンで速度を調整するようなもので、巡行中に操縦かんではなくボタンで角度を微調整するものです。確かに常に操縦桿で水平を保ったり、ラダーで方向を調整するのは面倒だし疲れますから。

他にも離着陸装置(主脚)やフラップ(揚力発生装置)の出し入れや管制塔との通信等煩わしい操作もあります。

いずれも難易度の調整やAIの利用により回避することも可能ですが、「お客様の中にパイロットはいませんかー!?」といわれる日に備えて習得しておこうと思います。

本当にまともに飛ばすには航空の知識が必要だと思い、本を買いました。


4Kで飛ぶにはハイスペックが必要

私のPCではFull HDなら比較的快適に美麗なグラフィックスを堪能することができます。しかし、4Kでは遅くなってしまいます。まあ、なんとか飛べるレベルなので4Kで飛んではいますが。理想的には次のスペックが欲しいと思っています。

i7最新、32GBメモリー、RTX 3080、SSDストレージ。最低50Mbpsの接続速度。

私のPCでは新しいCPUに対応できないしメモリーも16GBがマックスです。RTX3080もサイズ的に入らないかもしれません。理想を満たすにはPCの買い替えが必要になります。

CPUについてはパフォーマンスモニターを見ていると現状の古いものでもなんとかなっているようです。圧倒的に足りないのはGPUとメモリー、特にGPUです。常に100%近くでファンの音は大きいし熱気もすごいです。電気代が心配になってきます。

ちなみに、SSDを使っていてもロードにやたら時間がかかるので、SSDストレージは必須です。次のページを読むと、RAMドライブを使えばロード速度は改善するようです。それには64GBのメモリーも視野に入れる必要がありそうです。

もはや学校教材で使うべき? 「Microsoft Flight Simulator」レビュー&オススメのコントローラガイド

今年ビデオカードを新調したばかりなので、もう数年しないと新しいPCは買えないかもしれません。コロナで来年も海外に行けないのなら代わりにPCを買い換えるという手もあるかもしれませんが。

安く上げるには年末に発売されるXbox Series Xを買うのもひとつだと思います。今のところ500ドル(今なら53,000円位)くらいが予想されています。理想スペックには届かないけれど、推奨要素は概ね満たしています。


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