やはりコロナで自殺者大幅増
自殺者大幅増
7月に、コロナで死ななくても不況で人は死にますという投稿を書きました。
そして秋に、実際に10月の自殺者数が4割増しというニュースが流れました。
先月の自殺者 去年より40%増加 女性が大幅増 コロナの影響も
あらためて、コロナ不況による自殺者について書いてみたいと思います。
2019、2020年自殺者数推移グラフ |
コロナはただの風邪だ
と言ったのはブラジル大統領です。トランプも初期にはそんなことを言っていたような気もします。しかし、日本の若くて健康な人にとってはある意味正しいと言えます。
2021/1/29時点でのコロナ死者数は4,829人です。(東洋経済のサイトより)
コロナの死者は高齢者と基礎疾患を持つ人がメインです。
年代別の死者は次の通りです。
20代: 2名
30代: 11名
40代: 39名
50代: 123名
60代: 362名
中高年になると糖尿病等の基礎疾患を持つ人が増えるので当然の結果だと思います。若い人だって中には基礎疾患を持つ人がいるでしょう。
志村けんは高齢者、羽田議員は糖尿病。若くて健康な有名人がコロナで亡くなったなんて聞いたことがありません。
若くて健康な人にとってコロナは死の病ではないという事です。若い方はコロナで死ぬより交通事故で死ぬのを心配した方が現実的です。
ちなみに、2009-2010シーズンの新型インフルエンザでも若い人は亡くなっています。
日本におけるインフルエンザ A (H1N1) の死亡者の年齢別内訳/死亡例まとめ(平成22年3月30日現在) 厚生労働省
20代: 11人
30代: 14人
40代: 31人
50代: 31人
60代: 25人
中高年はさすがにコロナの方が多いけれど、若年についてはむしろ新型インフルエンザの方が多かったくらいです。ちなみにこの時の合計死者数は198人。
2018年のインフルエンザでは次の通りです。やはり若い人についてはコロナと大差がありません。合計死者数は3,325人。
20代: 5人
30代: 10人
40代: 37人
50代: 60人
60代: 194人
「春・夏になればコロナは落ち着く」を疑わしく感じる「インフル統計」の真実 プレジデントオンラインの厚生労働省資料より。
マスコミの報道ではコロナだけが若い方が死ぬような印象を与えますが、インフルエンザだって若い人も死んでいるんです。
ただ、私はコロナの嗅覚障害は問題だと思っていました。嗅覚や味覚が損なわれたら三大欲求の一つ食欲も文字通り味気ないものになります。
しかし、これもコロナ固有の症状というわけではなく一般的な風邪でも見られる症状だという事です。
【一般的な感冒後嗅覚障害について】
<前略>
一般に嗅覚障害の程度が軽度であれば半年程度で自覚的に治癒に至ることが多く、中等度から高度の障害では発症後半年たってようやく自覚的に改善が始まることが多いといわれています。長期的には、全体として80%の患者さんが改善しますが、完全にもどるのは3割程度と報告されています(※1)。
新型コロナウイルス感染症と嗅覚・味覚障害 東京大学保健センター
あたかもコロナ固有の症状のように報道しているマスコミは一体何なんでしょう。
遊び歩く高齢者
昨年の秋に、キャンプの際に休暇村鹿沢温泉に日帰り入浴に行った所、そこそこ人がいる脱衣場に高齢者がいて驚きました。
そしてその後、コロナが始まってから初めて夕食を外食しました。場所は東京駅大丸のイタリアレストランです。そうしたら、やはり高齢者がいるのに驚きました。
先日の年末年始の京都旅行でも、高島屋のたん熊に行ったら三、四組のうち少なくとも二組は高齢者(しかも後期高齢者に見えます)で後から来た一組の男性にいたってはゴホゴホと咳をし続けています。くるなよ…
伊勢丹の食品売り場にも高齢者が来ています。
いやいや、私たちは確率的には悪くてもせいぜい入院位、実際には悪くても寝込む程度ですむだろうけれど、あなた方は死ぬ可能性が十分あるんですけど。
どうして一年かそこら我慢することができないんだろうと思ったり、いや、あなた方がそうやって死ぬからこんな大ごとになってるわけだしと思ったりしました。
これでは死者が増えるのも仕方がないです。
桁違いに患者が少ない東アジア
コロナが流行り始めた時、中国で拡散するのを見てこれは終わったと思いました。その後、韓国でブレイクしたときもこれは終わったと思いました。さらに北海道で流行り始めた時にもついに終わったと思いました。
しかし、中国では封じ込めに成功しました。とはいえあんな対策は法治国家じゃできないしと思いました。そうしたら今度は韓国が封じ込めに成功。そして北海道の感染者もだんだん落ち着いてきました。
それを見ていて、あれっ!? と思いました。もしかしてコロナの感染力は大したことがないのでは? と。
しかし、欧米は違いました。どんどん、どんどん燃え広がりえらい事になってしまいました。2021/1/23時点でNew York Timesの10万人当たりの死者数を見ると文字通り桁違いです。
日本4人
アメリカ124人
イギリス142人
ちなみに韓国は3人、台湾や中国に至ってはそれぞれ一人未満です。
これについては下の方で各国のグラフ付きで書いています。
なんで東アジアは被害が少ないのか
なんで東アジアは死者が少ないんだろうと思っていたらBCG説が流れました。BCGを打ったことにより基礎免疫が強化されコロナへの耐性も高まるという説です。
ネアンデルタール人の遺伝子を持っていると、重症化しやすいという説もありました。
研究グループが世界各地の遺伝情報と比較した結果、少なくとも両親のどちらかからこの遺伝子を受け継いだ人は欧州で16%、インドなど南アジアで50%。最も割合が高かったのはバングラデシュの63%だった。一方、東アジアとアフリカにはほとんどいなかった。
ネアンデルタール人の遺伝子がコロナ重症化の原因 リスク3倍、東アジアとアフリカはほとんどなし
私が当初思っていたのは、中国発のウィルスなら昔、既に東アジアで流行ったことがあり、弱い人はとっくに淘汰されているのではというものでした。そしたらやはりこんな話が。
日本のコウモリから新型コロナウイルスの近縁種が何年も前に発見されていたことが判明
どれか、もしくはいくつかの要因により東アジアは欧米に比べて極端に被害が少ないのだろうと思います。
自殺者数の増加
バブルがはじけて以降急増した自殺者数はずっと高止まりしていましたが、この十年くらいはどんどん減ってきていました。おそらく景気回復に伴うものだったのでしょう。
近年の自殺者数グラフ |
数値(クリックで拡大) |
この3年間の平均はマイナス2.7%なので、それを2019年の自殺者数20,169人に適用すると19,624人の自殺者で済む可能性がありました。
しかし、実際には2020年の自殺者は20,919人だったので、1,295人が余計になくなったと考えることができます。
自殺者数推移(クリックで拡大) |
2019, 2020年自殺者数推移グラフ |
2020年後半の対前年比平均はプラス18%で、これを2019年の自殺者数に適用すると3,552人という数字が出てきます。つまりこの調子で行くと年間で3,552人も余計に自殺者が出る恐れがあるという事です。
上の表の様に2020年の前半は対前年比マイナス9%でした。オリンピック景気によりさらに自殺者数が減っていた可能性も考えられます。そうだとするとコロナによる自殺者数増加はさらに多いという可能性も考えられます。
コロナ対策を強化すればするほど景気悪化で生活苦から自殺する人が増えるはずです。
コロナで亡くなるのは高齢者。そして、自殺するのは現役世代が多いです。そして不況が長引くと高齢者にも波及していきます。
他人事だと思っていていざ自分や家族の仕事がなくなってから後悔しても遅いと思います。
娘にだけは知られたくない… NHK
日本の実質経済成長率はマイナス5.3%という話もあります。
コロナ禍の2020年 欧米に比べて感染者少ない日本、それなのに経済は......(上)(小田切尚登) JCAST
対策は高齢者とその関係者にするべき
死者は高齢者と基礎疾患を持つ人に集中していることはとっくの昔に分かっていました。
全国民に10万円をばらまくよりも、大して困ってもいない会社に給付金をばらまくよりも、高級ホテルに泊まるためにGoToの補助を出すよりもできることがあったと思います。
例えば、高齢者が店に行かなくてもよいように食材宅配のサービスに補助を出すとか。高齢者を家族に持つ人が出勤しなくても給付金を受けられるようにするとか、家族がリモートワークできるようにする費用を負担するとか。
高齢者をしっかり守れば死者は減るわけです。
その他の健康な若い人たちは普段通りに近い生活を送ればよいのだろうと思います。もちろんマスクをしたり、消毒したり、換気を含めて密を避けるという事は可能な範囲でやったほうが良いとは思いますが。
私自身は、コロナが流行し始めて以降、毎週のように食べていたラーメンを食べたことはありませんし、居酒屋も行っていません。昼食を含めた外食も全部で5回あるかどうかで、その際にもすいていることを確認してから入っています。
当然、普段はマスクをしているし、ドアやボタン等の接触は最低限にして近くに消毒液があればその後消毒しています。
でも、キャンプには行っているし、鎌倉や京都には旅行に行っています。鎌倉や京都は屋外の神社仏閣巡りがメインで三密になるような場所には行きません。
百合子の承認欲求を満たすための要請には従いませんが、国民として国の緊急事態宣言には従っています。
また、高齢の両親がいる実家にも帰っていません。
コロナになって職場に迷惑をかけても困るし、両親に移しても困りますから。
本当の第2波が恐ろしい
私はコロナにかかっても大したことはあるまいと思ってはいます。むしろ、これからやって来るかもしれない強毒化した変異種による本当の第2波を思うとかかっておいた方が良いのかもしれないとも思っています。
スペイン風邪と呼ばれる当時の新型インフルエンザは変異して強毒化した第2波による死者の方が圧倒的に多く第一波で感染せずに免疫を持たなかった人たちが多く死んだようです。
晩秋からフランス、シエラレオネ、米国で同時に始まった第二波は10倍の致死率となり、しかも15~35歳の健康な若年者層においてもっとも多くの死がみられ、死亡例の99%が65歳以下の若い年齢層に発生したという、過去にも、またそれ以降にも例のみられない現象が確認されています。
Q2. 過去におこったインフルエンザ・パンデミックにはどのようなものがありますか? 国立感染症研究所
マスコミが適当に第二波とか第三波とか言っていますが、あれは単なる再流行です。本当の第二波がやってきたら戦慄することになるかもしれません。それこそ会社なんて行っていられなくなるかもしれません。
医師会の低レベルに驚く
先日、テレビを見ていたところ医師会の誰かが、次のような話をして、だからコロナは恐ろしいみたいな話をしていました。
・インフルエンザは1300万人が感染して数千人が死亡するが二次的な症状で死亡。
・コロナは25万人しか感染しないのに数千人が死亡し、コロナウィルスで直接死ぬ
近所のクリニックで保険を使って簡単に検査キットで判定できるインフルエンザと、選ばれた人しか受けられなかったPCR検査の母数を比較するのはどうかしています。
二次的な症状で死のうが直接死のうが死ぬことには変わりがありません。
よくもまあこんな話を公共の場所で恥ずかしくもなく出来るなと驚きました。
本当かどうかわかりませんが、民間の病院はコロナ患者を受け入れると風評被害にあうから、受け入れているのは公立がメインで、だからひっ迫しているという話も聞きます。
欧米よりも桁違いに患者数も少ないのにどうしてひっ迫しているのという疑問もありますが、こういう話を聞くと納得します。
生活習慣病の増加が恐ろしい
年末にあった健康診断の結果を見たら、コレステロール値が正常値を越えていて即時の再検査を求められました。
コレステロール値は単純にはインプット(食事)とアウトプット(運動)のバランスで決まってきます。要は普段通り食べて運動しなければコレステロール値が上がるという事です。
iPhoneの歩数グラフを見ると、前年に比べて歴然と歩数が低下しています。
私の場合は、最近お昼のお弁当の中華率が高いというのもあったけれど、リモートワークで運動不足に陥っている人たちが相当数いると思います。
今後の生活習慣病増加による死者数増加が恐ろしいです。そして糖尿病は目が見えなくなったり、足を切断したり、人工透析になったりする場合があり悲惨です。基礎疾患はコロナに対する耐性低下にもつながります。
各国の10万人当たりの死者数
2021/1/24追記
次の表は各国の10万人当たりの死者数です。(人数はNew York Timesの表から取得)
10万人当たりのコロナ死者数 |
コロナは風邪だと言い何もしなかったブラジルはペルーよりも死者が少なく、ロックダウンをしなかったスウェーデンもイギリス、イタリアといった主要国よりも少なくすんでいます。
BCG接種国のポルトガル、アイルランドはスペイン、イギリスと地続きにもかかわらず死者数は少なくすんでいます。
アジアの少なさは歴然としています。
欧米と一緒になって大騒ぎする必要はないと私は思っています。
上のグラフを見ると、やはりアジアで過去に同様の病気が流行ったのではないかと思えます。
インドネシアが他のアジア諸国に比べて多いのは、島国のため以前の流行時にいきわたらなかったのかもしれません。バリ島のヒンドゥー教の様に他と隔絶している場合がありますから。
同じモンゴロイドが主体だと思われるペルーやメキシコで死者が多いのは、彼らの祖先が大陸に渡った後に、アジアで流行した可能性が考えられます。
オーストラリアやニュージーランドは?
2021/1/29追記
ふと、ではオーストラリアやニュージーランドはどうなんだろうと思いました。オーストラリアと言えば移民の国で白人の割合が多いはずです。
New York Timesの表を見てみたところ、オーストラリアの10万人当たりの死者数は日本と同じ4人、ニュージーランドは1人未満でした。
オーストラリアの人種構成は次の通りでした。
人種民族の構成 オーストラリア発見 在日オーストラリア政府
欧米系の割合は64%もありました。(これだけの人間が送り込まれてきて増えたかと思うとそれはそれで考えるものはあります)
BCGの接種は35年前までは行われていたようなので、今の中高年は免疫が強化されていて、これが死者を抑えている可能性はあります。
オーストラリア系が果たして免疫を持っていたのかどうかわかりません。
オーストラリアは入国制限が厳しかったと聞いた気がしますし、丁度今もすべての国からの入国を制限しているとニュースで話していました。
それらが相まって、死者数が低く抑えられているのかもしれません。
もしくは新型コロナと似た病気が流行ったのがオーストラリアへの移民以降だった可能性です。
ニュージーランドについてはまた時間のある時に調べてみようかと思います。
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