77型有機ELテレビを台に乗せるのは容易ではない
先日、テレビ台を発注しました。今回はその続きです。
テレビを乗せるのが大問題
発注したのはいいけれど問題だったのはテレビを台の上に乗せる方法でした。
このテレビ、重量は40kgとさほどでもないのですが、持ち手がありません。そして、床スレスレまでガラスの画面があるためヘタに傾けて角に荷重をかけると割れてしまいそうです。
また、取扱説明書には、画面を指先(点)で抑えると壊れる場合があるので、手のひらを使って面で抑えるようにとか書かれています。怖ッ!
そのため購入してからずっとタオルの上にのせて滑らせて移動していました。
私でも持ち上げるのは難しいと感じるので妻はもちろんダメ。友達に手伝ってもらって壊れたら後味が悪いし。
ここはやはりプロに頼むのが一番だと思いました。手数料をケチって60万円のテレビを壊したらアホですから。
ちなみに、ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財宅急便は易損品という事で2020/8/5から有機ELの取り扱いを止めました。また、60万を超えるものも対象外です。
SONYストアもSONYショップもお断り
というわけで、最も安心度が高いソニーストアにテレビの移動について問い合わせてみました。
そしたらなんと答えはノー。マジか。だってオンラインのソニーストアから直接買っているのに。どうしろっていうの。
それではと、近所のSONYショップに電話をしてみたところ、既に購入した製品は対応しないとのこと。マジか…
こんな持ち手もない壊れやすくて宅配便会社が断るようなものを作っておいて自分のところでも対応しませんて、企業の責任を何だと思っているんだろうか。せめて提携している会社でも紹介しろと思います。
へーベルメゾンのMy Concier Club
現在入居している物件は旭化成のヘーベルです。ヘーベルにはMy Concier Clubというサービスがあり、家具の移動サービスもあります。
https://www.afr-web.co.jp/hebel-rooms/features/service/member.html/
基本はなんと無料。というか管理費や家賃に含まれていると思ったほうが良いでしょう。ただし、次のように今回のテレビは対象外です。
※引越し・リフォームによる家具の移動は行えません。高価な家具や楽器など養生が必要なものはサービス対象外となる場合がございます。
作業スタッフ1名による作業を年2回(毎年1月1日~12月31日)までは無料。但し2名以上の作業スタッフが必要な場合、年3回目以降の利用料、30分を超える作業料及び足場設置費用等については会員様のご負担となります。
お断りの可能性もあるし、有料だし、そもそも経験もどれだけあるのか疑問なので今回は利用しませんでした。
ヤマトホームコンビニエンスの家具・家電移動サービス
困った時のヤマト運輸。という事で、ヤマトホームコンビニエンスの家具・家電移動サービスを頼んでみました。
注意事項にも有機ELはだめとか書かれていません。
というわけでフォームから依頼をしました。フォームを送ってもメールが返ってこなくて、大丈夫か?、と思いました。
その後電話があり依頼内容の確認がありました。作業時間は午前午後の指定もできず、確か当日朝に連絡があって作業時間の目安が伝えられたと思います。
そのため、テレビ台到着と同日の作業はできず、テレビ台は土曜日、台に乗せてもらうのは日曜日ということになりました。
テレビ台到着
テレビ台が到着しました。
期待通り薄い |
裏にフェルトを貼ってくれますが、ちょっと狭いようです。 |
歪むと嫌なので、家にあったフェルトを貼り直しました。 |
背面はこうなっています。 |
フェルトが見えています。 |
マジックで塗りました。 |
期待通りの薄さで、レビューにあった引き出しのすべりの悪さもありません。当たり製品だったようです。
高級感があるとは言えないけれど安っぽくはない、お値段それなりの製品でした。見えている部分がプリントではなくツキ板なのがいいです。ガラス部分もいい感じ。
背面は幅木対策がしてあって、幅木部分がへこんでいて壁にピッタリつけられるようになっています。
ただ、ピッタリつけるとラックに入れるものによっては熱がこもります。うちはアンプを入れるのでピッタリつけるのは無理です。
見た目の割には重さはさほどでもなく、本体部分は中が詰まっているのではなく中空ではないかと思います。押して凹むようなことはありませんが。
テレビを乗せてもらう
翌日、ヤマトから電話があったので、あらためてテレビが77型で40キロくらいで床からテレビ台に乗せるだけと伝えました。昼くらいの作業ということになりました。
作業の方は見るなり「デカイ!、有機ELだ!、怖ェ~」と嫌がっていました(笑)
テレビの説明書を見てもらって、注意点と持つべき場所を伝えて、持ち上げてもらいました。無事に一発でスムーズに乗せてもらえました。
感心したのは、そのあとの動作チェックも念入りに行ってもらえたことです。まあ、ヤマトの方からすると後で文句言われても困るというのもあると思いますが。
料金は 6,600円。二人で来てもらっているので妥当というか安いんじゃないかと思います。
少なくとも、私としてはテレビを破損するリスクを回避できたのは嬉しいです。
テレビ台に乗せてみて良かった事
部屋がとてもすっきり
まずは、とにかく部屋がすっきりした事です。背の高いラックが無くなったので部屋が広く見えます。
アンプやレコーダー、Wi-Fiルーターとか、コードレス電話の親機とかケーブルとかをテレビ台やテレビの後ろに隠せるようになったので、とてもすっきりしました。
ルーターや親機はこれまでも隠そうと思えば隠せたのですが、テレビを移動する際に取り残されてしまい、扱いが面倒でした。今回はテレビ台の上に乗せることができるため、一緒に移動できます。
テレビの画面が大きく見える
不思議なことにテレビ台に乗せたところ、画面が大きく感じるようになりました。
背が高くなるので、テレビ自体の存在感が大きくなるのは分かるのですが、画面そのものまで大きくなったような気がするのが不思議でした。
あらためて大画面だと感じ何か別のテレビを見ているような気さえします。
注意点
反響音がする
部屋にいたところ、テレビの方から、ドッドッドッドッという振動のような音が聞こえてきます。最初はスマホでもなっているのかと思い、そのときは気にしませんでした。
しかし、テレビを見ていると、テレビの方からその音がしてくるではないですか。
これは一体と思って音源を調べたところ、どうやらレコーダーにつないである外付けハードディスクが動くときに音が反響しているようです。この辺が板が中空の問題です。
音も気になるけれど、振動によるドライブの破損も気になるので、近いうちに厚い金属板(ソロキャンプ用の鉄板?)を買ってきてラックの上に敷き、その上にドライブを乗せる事にしようと思っています。
なお、録画や再生していない時には聞こえてきません。
熱がこもるのでピッタリはつけられない
上で書いたように、テレビ台の作りが良くて、壁にくっつけるとあまりにピッタリとフタがされるため、アンプなどの様に熱量が大きいものを入れると熱がこもりそうです。
アンプだけでなくプレステなどの消費電力が大きいゲーム機を入れる場合にも注意が必要です。
空気取り入れと、排気口があっても良かったかなと思いますが、穴があると見た目が損なわれるし、壁から少し離せば済む問題なので、これはこれで良いのだろうと思います。
大満足
というわけで、買って大正解で満足度の高いテレビ台でした。その後遊びに来た友人の彼女は見るなり、うちも買おうよと欲しがっていました(笑)
真ん中の引き出しもとっても便利で、Blu-rayなどのメディアや普段使わないリモコンをしまっています。
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