祝 Power Automate Desktop 2.15
Power Automate Desktopが起動してきたところ2.15へのアップデートが通知されました。
早速アップデートしながら、アップデート内容を検索したところ、早速ASAHIロボ研さんがアップデート内容を解説してくれていました。
「SHOの、Power Automate for desktop December 2021 updateを見てみる(2021年12月アップデート)」
私にとって魅力的なのは次の点です。
- Microsoft Storeで入手可能に!
これまでのPower Automate Desktopはアップデートするのに管理者権限が必要でした。そのため、アップデートを行うには一々各PCを回る必要があり導入の障害になっていました。
グループポリシーがあれば自動アップデートも可能かもしれませんが、小企業なのでActive Directoryは導入していません。
Storeによるアプリの自動更新は魅力的です。
もっとも、今度はアプリのアップデートコントロールができなくなるという問題が生じます。バグが含まれているとえらい事になりかねません。無人実行のPCはWin32アプリ、有人はストアアプリというすみわけが必要かもしれません。
追記: 今回アプリ版の更新をしてみたところ、通知が来てそれに応答してから更新されるようでした。応答しなくても期限が来たら更新されるのかは未確認です。
- 「キーの送信」アクションで送信先の指定が可能に!
これまでのキーの送信は送信先の指定ができないため不確定要素でした。そのため、最後の手段でした。
今回のアップデートにより、なんとキーの送信先を指定できるようになったようです。例えばアプリAのウィンドウBに送るという事が可能になりそうです。これでこれまでより安心してキーの送信を使う事ができそうです。
追記: ウィンドウが背面にあっても送れるようです。 - デスクトップフローのコピーが作成できるように
これまで新しいフローを作って過去に作ったフローからコピペしていましたが、似たようなフローから簡単に作成できるようになります。 - スクリプトアクションにおける構文強調表示
VBScriptやSQLなどの構文強調表示ができるようになったようです。SQLで字下げしなくてもよくなるかもしれません。
どんどん機能がアップデートしてくれて嬉しい限りです。
%%内で使える組み込み関数が増えるともっと嬉しいかもしれません。が、ローコードで、プログラミングに詳しくない人もメンテする事を考えるとこのままの方が良いのかもしれません。
早速使ってみると
職場の自分のPCのTeamsをストアアプリ版に入れ直したところアカウントはそのまま引き継がれました。
使い始めると、通信エラーみたいなものが発生して、変更を保存できない時がありました。
何より問題なのは、メッセージのフォントサイズが大きくなり(これ自体は歓迎)、長いメッセージだとスクロールバーが表示されるものが出てきたことです。
定型文なら構いませんが、読み取る必要のある情報だと煩雑です。
これが2.15のせいなのか、ストアアプリ版の問題なのか未確認です。
早速アップデート
0221/12/17追記
今朝職場のPCにログインすると、早速アップデートのお知らせが。
2.15.00570.21348から2.15.00570.21349 にアップデートされました。
やはり通信エラーだか何だかが問題だったのでしょう。
ちなみに自宅のデスクトップ版は2.15.00570.21347のままで、手動で「更新プログラムの確認」を実行しても最新ですと言われてしまいます。
デスクトップ版とアプリ版で微妙にバージョンが異なるようです。
いずれにしろ業務で使っているPower Automate Desktopはむやみに更新しない方が良さそうです。しばらくたって安定してからアップデートした方が良さそうです。
今はまだ自分のツールを作っているだけなので大きな問題はありませんが。
2021/12/25 追記: その後さらにアップデート通知がきました。色々不具合が見つかっているようです。
各種情報へのアクセスメニュー
前からこうだったのかわかりませんが、コンソールのヘルプメニューに、Microsoftのサイトへのリンクが追加されています。
クリックすると、フィードバックアプリが起動したり、今回のアップデートについて説明されているブログに飛ぶことができます。
Power Automate for desktop – December 2021 update
コメント
コメントを投稿