Anker 535 Portable Power Stationをキャンプと災害用に購入

キャンプと停電用にAnker 535 Portable Power Stationを購入しました。


以前は、キャンプ場に電源をもって行くだと!? おまけに何万円もするものを? ありえん! と思っていたポータルブル電源(ポタ電)です。

電力ひっ迫

しかし、先日の電力ひっ迫をきっかけに買ってみてもいいかも、と思うようになりました。こういうのは、いざ必要になった時にはもう入手困難になっているものですから。

この冬にはさらに電力ひっ迫という噂もあるし、それ以外に地震による停電もあるし、落雷もあるし、事故による停電もあったし、必要となる可能性は十分あります。停電になってスマホも使えないとなると情報源はラジオ頼みとなってしまいます。(うちは手回し発電ラジオがあります)

モバイルバッテリーが煩雑

また、以前からキャンプの時のバッテリーの充電には悩まされてきました。モバイルバッテリーを充電するために車でキャンプ場から出かけたこともありました。

モバイルバッテリーだと思ってキャンプ場に持っていったものが、袋を開けたらホットサンドメーカーだった時もありました。

テレワーク対策

それと、キャンプ中に職場から問い合わせがあってテレワークする際に、5年経過したSurfaceのバッテリーの持ちが悪くて心配でした。電源を入れると50%くらいにまで低下していて、これキャンプが終わるまで持つのか?と不安に感じる時もありました。

後部座席問題

あとは、友人とキャンプに行く際には地味に後部座席の充電環境が問題になります。

解決策

ポータブル電源があれば、これらがすべて解決します。

というわけで、Amazonでポチっと押してみました。

¥59,800


候補

当初はAnker PowerHouse II 800や400を考えていました。その他、国産のJVCなども考えてはみました。

ウクライナ問題があるので本当は中華メーカーは避けたいというのもありました。

しかし、結局使い慣れているAnkerから、割と最近出たと思われる535を選んでしまいました。

新しいし、800より安いし、買わずに悩んでいてよかったです。

是非国内メーカーやアメリカのメーカーに頑張っていただきたい!


ファーストインプレッション

保護フィルムがはがれない

ディスプレイには保護フィルムが貼ってあるという事だったので、貼ってあったテープを引っ張りましたが、全くはがれる様子がありませんでした。何度かやり直しているうちに粘着力が弱くなってしまいました。

ディスプレイの保護フィルムは剝がさないでおくと白濁してきて、後からはがそうと思ったらきれいにはがれなかったことがありました。それなので、今ではすぐにはがしています。

梱包用のテープも使ってみましたが一向にはがれる様子がなかったので仕方がなくカッターの刃でひっかけてはがしました。

LEDライト

電源オン!

おまけでついているLEDライトを真っ暗な部屋でつけてみたところ、それなりには明るく光りました。明るいというわけではないのであくまでも非常用だと思います。テント内で使うにはこれでも良いかもしれません。


シガーソケット対応

ACアダプターのほかにシガーソケット用のアダプターもついていました! これなら車でも充電できます。

充電開始!

試しに早速、バッテリー残量54%のiPadに充電してみました。出力電力は9Wです。

説明書によるとロックがかかっていて、最初にポータブル電源に充電しないと、ポータブル電源から充電はできないという事です。ただし、製品によってはロックされていないものもあるそうです。うちのは後者だったようです。

テスターの結果もおおむね9Wです。

較正

充電が終わったころに見たら59%まで下がっていました。iPadを半分充電するのに5%消費したってこと? 食いすぎじゃない? 

と思ったけれど、購入したら、満充電して、0%まで放電しないと正しい残量計算ができないという事です。

・付属のACアダプタで100%まで充電後、機器へ給電し0%まで放電してからご利用を開始ください。初回の100%への充電と0%までの放電を通して、その後のバッテリー残量計算の精度が高まります。 (初回の充放電時は、満充電までに通常以上の時間を要す場合や放電中の残量変化が大きい場合がありますが、正常なプロセスです。)

仕事で使っているサーバー用のUPS(停電用バッテリー)も較正する必要があるので、これはバッテリー製品によくあることなのだろうと思います。

ファンの音が気になる

AC出力ポートからSurfaceに充電してみたところ、2秒くらい置きに、タン、タン、タンという音が聞こえてきます。なにこれ? 気になる。不良品?

充電してみました。入力が110Wです。なぜか何もつないでいないのに出力が16Wです。

充電中も、最初タンタン言っていましたが、しばらくしたらファンが回り始めました。なんと、タンタンという音はファンが始動する音か止まる音だったようです。

充電中、ファンの音が大きくなったり小さくなったりを繰り返していました。おそらく、ファンの回転数が弱中強みたいな感じで、無段階ではないのでしょう。

その結果、少し熱くなると強く回り、強く冷ますと今度はすぐに熱くなってファンがまた強く周りを繰り返していたのでしょう。

満充電された後は静かになりました。ただし、一定のファンの音はしています。気にするとわかるというレベルの音で、朝起きた時には気が付きませんでした。

ただ、もう少し音が小さいファンを使った方が良かったと思います。

うちは玄関にでも置いておこうかと思っています。

メンテナンスは自動で行ってほしい

取扱説明書には次のように書かれています。
バッテリーを長持ちさせるために、3 か月ごとにバッテリーを30%まで放電した後に60%まで再充電してください。

是非自動で処理してほしかった。

サーバー用のUPSの場合には較正機能があるので、電気を消費するものをつないでおけば自動でできるはずです。

充電ポートが背面にあるのは×

充電用のポートが本体背面にあるため、本体を壁にぴったりつけられません。なぜこういう構造にしたのでしょう?

もっとも、3か月放置しても7%しか減らないという事なので、普段はアダプターを抜いておいてもよいのかもしれません。

落雷による故障を考えてもその方が良いかもしれません。

また、車載の場合には、前面を後部座席向けて、後ろから充電できるのは良いかもしれませんが。車にもよりますが。

ワットチェッカーとしても使える

消費電力を表示するので、簡易的なワットチェッカーとしても使えます。



スペック

以下は製品ページの文言をコピペして再構成しました。こういう事は取説にも書いておいてほしい。

約6倍の長寿命を実現したバッテリー

安全性の高さと電池寿命の長さが特徴のリン酸鉄リチウムイオン電池の中でも特に高品質なセルを採用し、一般的なポータブル電源の約6倍の長寿命バッテリーを実現。

(充放電サイクル3,000回後も初期容量の80%以上を維持)

1週間に3回の頻度で8年間利用した場合でも、経年劣化による最大容量の低下は10%未満のため長期間安心して使用できます (気温25度の使用環境および1回の利用にあたり放電深度100%で1サイクル充放電する場合の理論値。ご使用の機器の使用状況や保管環境により変動します) 。

物性上バッテリーは熱により劣化する特性がありますが、放熱性の高いバッテリーパックと2つの放熱ファンがバッテリーの発熱を抑え、劣化による寿命の低下を最小限に抑えます。

アウトドアでも安心して使える高い耐衝撃性能

前面と背面への強化パネルの使用に加え、8つの角およびバッテリーパック構造を強化し、高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアしています。

幅広い家電やUSB機器に対応

AC出力ポートは純正弦波を採用し、ご家庭のコンセントと同じように電気毛布や、照明など、幅広い家電を長時間にわたってご使用いただけます。

0%から80%までわずか2時間30分

付属のACアダプタとUSB急速充電器 (別売り) からの同時充電に対応。わずか2時間30分で80%まで充電できるため、急なお出かけ時も安心です。 (USB Power Delivery対応の60W出力以上のUSB急速充電器をご利用ください。)

省電力モード搭載

従来のモデルではいずれかのポートの出力スイッチがオンの場合、機器が接続されていない状態でも待機時消費電力によりバッテリーが消費されます。

本製品は省電力モードを搭載しており、待機時消費電力が続く場合は自動的に出力がオフになり、不要なバッテリー消費を未然に防ぎます。 (カメラなど低電力機器を充電する場合は省電力モードはオフにしてご利用ください。)

災害時の備えにも最適

バッテリーの自然消費を少なく抑える仕組みを搭載しており、3ヶ月放置してもわずか7%しかバッテリー容量が減らないため、非常時用に長期保管にも適しています。

「毎日接続したまま」でも劣化を防ぐ

本製品を充電しながら、別の接続機器へも同時に充電をする「パススルー充電」に対応。本製品はパススルー充電時にバッテリーを介さず直接家電製品に電力を供給することで、リチウムイオンバッテリーの劣化を抑える仕組みを採用しています (バッテリー残量94%以下の場合) 。

ご家庭のコンセントと家電の間に本製品を接続するだけで、毎日家電を繋ぎっぱなしでもバッテリー劣化を気にせず、家庭内での簡易的な無停電電源装置 (UPS) としてご利用いただけます。 (接続機器が要求する電力消費量が給電量を超えている場合は、接続機器への出力を優先し、本製品を充電することが出来ません。)

サイズ

約292 x 251 x 188mm

重さ

約7.6kg

入力

DC: 11-28V=10A (最大120W) 
USB-C: 5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A (最大60W)

出力

AC: 110V~50Hz / 60Hz, 4.54A,500W (瞬間最大1,000W) 
USB-A: 5V=7.2A (各ポート最大12W / 合計最大36W) 
USB-C: 5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A (最大60W) 
シガーソケット: 12V=10A (最大120W)

バッテリー容量

160,000mAh / 512Wh

パッケージ内容

Anker 535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)
ACアダプタ
ケーブル内蔵カーチャージャー
取扱説明書
18ヶ月保証 + 42ヶ月 (Anker会員登録後)
カスタマーサポート

製品型番

A1751511 (ブラック)

動作温度

機器の充電時: -20° C~40° C

本製品の充電時: 0℃ ~ 40℃

取扱説明書

リンク


充電能力

USBからの充電: 60W
ACアダプターからの充電: 120W
合計180W


注意事項

付属のACアダプタで100%まで充電後、機器へ給電し0%まで放電してからご利用を開始ください。初回の100%への充電と0%までの放電を通して、その後のバッテリー残量計算の精度が高まります。 (初回の充放電時は、満充電までに通常以上の時間を要す場合や放電中の残量変化が大きい場合がありますが、正常なプロセスです。)

ACコンセントの最大出力および合計最大出力は500Wです。定格消費電力が単体または合計で500Wを超える機器をACポートに接続しないでください。

いずれかの出力スイッチがオンの場合、機器が接続されていない状態でも待機時消費電力でバッテリーが消費されます。カメラなどの低電力機器を充電する場合を除いて、省電力モードにしておくことをお勧めします。


較正しました

2022/4/28追記

妻が0%まで使って較正したがりまめに充電していました。その結果ついに0%まで下がりました!

USB-Cポートを併用せず、充電ポートのみから充電すると4.1時間かかるらしい。

今回、放電を早めるためにACポートやシガーソケットの電源をオンにしてみましたがそんなには変わりませんでした。また、30%になってからはなかなか減りませんでした。最初の残量表示はかなり精度が低いのかもしれません。

購入したら、一回0%まで使いきって較正しておいた方が良さそうです。


二枚目の写真を見ると入力が110Wになっています。という事は電圧が110Vだった可能性があります。

ワットチェッカーで測ったところ約102Vでした。

電流を見たら1.25Aほど流れていました。1.25 * 102 = 127ワット。う~む、計算が合わない。ワット表示にするとやはり127W位を表示します。

ワットチェッカーと充電器側で電力が一致しません。

充電器で表示されている電力は消費電力ではないのかもしれません。


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