GENTOSのフィラメントLED搭載ランタンEX-700Fを購入
ダブルウォールのスタッカブルカップを探しにアルペンアウトドアーズフラッグシップストア 新宿店に行った際に、GENTOSのフィラメントLED搭載のランタンを目にして購入しました。
フィラメントLED
フィラメント型のLEDを最初に目にしたのはメルキュール京都ステーションに宿泊したときだと思います。
壁際に設置してあった電球が昔の電球をほうふつとさせるデザインで、暖色のレトロ調でありながら鋭い輝度で魅力的に光っていました。
GENTOS
GENTOSは私が最初に購入したLEDランタンのメーカーです。
それまでイワタニプリムスのガスランタンを使っていました。ガスランタンはガス消費が激しく、ガス缶廃棄、マントル交換等の手間もかかるため、GENTOSに暖色のLEDランタンがあるのを知り、置き換えをしました。
LEDランタン GENTOS EX-136S を購入しました
EX-136Sはコンパクトで明るく、単三電池で入手が容易で、メリットは大きいのですが、いかんせん雰囲気には欠けました。
EX-700F
今回アルペンアウトドアーズを訪れたところ、ランタンコーナーにこのEX-700Fが展示されていました。
つけてみると、まぶしいけれど、フィラメントタイプらしく雰囲気は良く、キャンドルモードもEX-136Sより自然で実用的だと感じます。
光量はEX-136Sの370ルーメンをはるかに上回る700ルーメンです。
最強だとまぶしくて見ていられないほど |
点灯時間
EX-700F:
8時間(最強)
354時間(最弱)
200時間(キャンドルモード)
EX-136S:
9時間(Highモード)
18時間(Midモード)
142時間(Ecoモード)
60時間(キャンドルモード)
最高輝度はともかく、最低輝度やキャンドルモードなら大幅に時間が延びて嬉しい。
EX-136Sの場合、冬場は毎晩のように電池交換が必要でした。Highでも9時間なので本来なら二晩持つはずなのですが気温のせいでしょうか。
電池は単一
使用電池は単三から単一になり、本数は6本から3本に減りました。交換の手間が減るのも嬉しいです。
ただし、EX-136Sを一台サブで持つため、電池が単三と単一の二種類になるのは厄介です。
難点
サイズが大きい
サイズが大きいので、収納に困ります。フィラメントを使ったコンパクトタイプの発売を期待します。もっともそうなるとまた単三になるので悩みどころです。
透明なホヤに気を遣う
フィラメント光源を生かすためにホヤが透明になりました。傷がつきやすそうで気になります。百均のクッション袋に入れて運搬しようと思います。
EX-136Sについてはホヤが白色で傷が目立たないため全然気にせず裸で収納ボックスに入れていました。EX-136Sの場合ゴムのプロテクターもついているし、そういう使い方でいいんだと思います。
照明範囲を広げるのにカバーを外す必要がある
EX-136Sは天面も光っていたので、そのまま吊り下げれば広い範囲を照らすことができました。
EX-700Fは照明範囲を広げるのにカバーを外す必要があります。カバーを外した状態での電球の破損も気になります。
カバーをクリアにするか、カバーの上の部分が外れるようにしておいてほしかったと思います。
仕様
使用光源: フィラメントタイプ暖色LED×8本
明るさ(約): 700ルーメン(最強時)/ 30ルーメン(最弱時)
輝度(約): 111カンデラ(最強時)/ 5カンデラ(最弱時)
使用電池: 単1形アルカリ電池×3本
点灯時間(約): 8時間(強)/ 354時間(弱)/ 200時間(キャンドルモード)
保護等級: 防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ(約): φ101.5×203.0mm
本体質量(約): 779g(電池含む)
付属品: ハンガーフック
特長
フィラメントLED:
LED素子を細長い形状にしたことで、フィラメントのような光を再現でき、照らす場所をよりムーディーに演出できる。調光機能:
ダイヤルを回して弱~強まで無段階に調光可能。光量インジケーター:
調光時に、最弱の明るさ・最強の明るさに到達したことをインジケーターが数回点滅しお知らせ。キャンドルモード:
光量がランダムに変化し、ろうそくの炎のようなゆれを再現する機能。ビルトインフック:
カバー部分を外し、逆さまに吊るして使用可能。インスタントオフスイッチ:
点灯してから数秒後にスイッチを押すことで、すぐに消灯することができる。光量メモリー:
消灯前の明るさを記憶。再度点灯させた時に同じ明るさで点灯する。EX-136Sでは調光するのに何度もボタンを押す場合があり、何気に手間だったので無段階調光は便利です。消灯も同じく何度も押していたので、インスタントオフスイッチは便利です。
ビルトインフックは EX-136Sでも多用していました。
今週末実戦投入予定なので、またレビューでも書いてみようと思います。
実際に使ってみて
2022/8/14追記
その後、何度かキャンプで利用しています。
電池持ちがいい
キャンドルモードだとスペック通りなのか異様に電池持ちがいいです。
買ってからまだ一回しか交換していないと思います。
明るい
光量を上げるととても明るいです。何か作業をするときなどは光量を上げています。
色がいい
色が暖色で、光り方もきらびやかでいい感じです。
質感がチープ
ガソリンランタンとかに似せたデザインで、なおかつ本体もホヤもプラスティックむきだしなので、チープ感があります。レトロにするなら、金属にするか、せめて塗装して欲しかった。
ホヤカバーが使いにくい
上にも書きましたが、ホヤカバーが照明を邪魔しています。そのため、毎回カバーを外して、上下逆にして吊るしています。面倒ですし、外したカバーの置き場所も必要です。それにやはり電球の破損も気になります。
LEDランタンなんだから、ガソリンランタンに似せる必要は全くなかったと思うのですが。
シンプルに円筒形にして、上向きでも下向きでも吊るせるようにしてほしかったと思います。
運搬中に電源が入る
運搬中に電源ボタンが押されて、キャンプ場についたら点いていたことがありました。
スライド式のロックボタンをつけてほしいと思います。もしくはハードケースを付属させるか。
対策としては、電池を一本抜くか、ボタンが押されないような運搬方法を採用するしかないかと思います。
デザインは気に入らないけれど、照明としてはいい
デザイン面は全く気に入らず、なんでこれ?と思いますが、照明としての色味や明るさ、電池持ちはとても気に入っています。
デザインや使い勝手が改良されたモデルが出るなら買い替えますが、当面はこれで行きます。
無印のLEDランタン
と思ったら、無印からLEDランタンMJ-LTNF1なる商品が出ているではないですか!?
いや、これ、どう見てもOEMでしょ(笑) サイズは全く一緒だし、GENTOSは意匠登録もしているみたいだし。
ただし、照度についての記載が全くなく、点灯時間も強と弱で異なっています。
実用点灯時間
強モード:約30時間、
弱モード:約200時間、
キャンドルモード:約200時間
取扱説明書を見ると、全光束は最強400ルーメン、最弱15ルーメンとあるので、これはEX-400Fベース(というか色違い)のようです。
EX-700Fをベースにして、無印らしいデザインのランタンを出してほしい。
早速故障
2022/10/18 追記
週末キャンプに行って、ランタンを付けたところ、キャンドルモードのように明滅しているので、電池切れかと思い交換したところ、付かなくなりました。電池を入れ直しているうちに一度だけ点いたけれど、その後沈黙。
なんと、5月に買って、5か月も経たないうちにもう故障しました。
LEDのバルブが不良品なのではないかと思っています。
保証書もレシートもあるのでこれから修理に出します。
これまでLEDランタンやヘッドライトを使ってきてライト自体は壊れたことがなかったのでショックです。
とりあえず前に使っていたランタンを復活させます。
液漏れと言われたけれど
2022/10/22 追記
予想外に早く火曜日には帰ってきました(出荷日10/24)。
備考を読むと、「不具合の原因は、ご使用電池の液漏れにより電池ブタ端子が腐食してしまったものでした。3か月以上の長期間ご使用にならない場合は、電池を抜いて保管を行っていただきますようお願いいたします。今回に限り無償にて対応させていただきました」と書かれていました。
えっ!? 液漏れ? うちのせい? それは大変失礼いたしました。無償で直していただきありがとうございました。
と思ったけれど、どうも腑に落ちません。確かに暗いテント内で電池交換していたので、端子まではよく見えなかったかもしれません。でも、プラスとマイナスがわかりにくいし、間違えて入れたのではと、端子をよく見た記憶があります。
また、現地で元々入っていた電池と、交換しようとした電池の両方を(ランタンの故障だと思っていたので)持ち帰ってきていたので、チェックしてみましたが、電池自体に液漏れの跡はありませんでした。
ただ、元々入っていた方の電池をよく見ると汚れらしきものがついています。
汚れているような気もします |
拭いてみました。汚れが落ちたような気もします。 |
以前使っていた電池が液漏れしていて、前回は使えていた電池が、腐食が進んだ結果、今回はつかなくなったという事でしょうか?
しかし、最初はついていて、急につかなくなり、さらに電池交換してもほぼ全くつかない、なんてことがあるんでしょうか?
この電池交換までの数分の間に急激に腐食が進んだ、なんてことがあるんでしょうか?(時空間に乱れが生じていたのか?)
これまでにも会社のマウスの電池が液漏れしていたり、ヘッドライトの電池が液漏れしていたりしましたが、電池を交換すれば使えました。甥が壊れたと言って持ってきた液漏れしたトランシーバーも端子を軽く磨いただけで使えました。(その後の電池寿命が短くなっている可能性はありますが)
ちなみに購入してからは9月を除いて毎月キャンプに行っているので、3か月どころか2か月もあけていません。
解(げ)せぬ…
(昔、ミニ四駆では電池の端子に指が触れただけで(汚れにより)性能が落ちるという話を読んでから、私は端子には指で触れないようにしています)
端子破損の原因が液漏れと言われた方も
Amazon限定EX-109Dのカスタマーレビューに端子が折れたのでメーカーに送ったら液漏れが原因だと言われたというレビューがありました。
レビュワーさんも「メーカーは液漏れが原因とのこと。素人目にはそのようには見えなかったのですが…。」と書かれています。掲載された写真を見ても、私にも液漏れには全く見えないのですが。
ジェントスはなんでもかんでも液漏れのせいにしているのではという疑念がマグマのように湧いてきます。
ジェントスに修理に出す際には写真を撮ってから出すことをお勧めします。
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