DODのチーズタープSを実戦投入

先日、北海道キャンプに備えてDODのチーズタープSを購入したのでテストしてみました。

DODのチーズタープSが到着


暗闇の中での初張り

キャンプ場に到着したところ、20時を過ぎていたため真っ暗でした。(19時以降の前泊が無料のキャンプ場)


二又ロープがない

開梱してみて驚いたのは、二又ロープがないという事です。同じ長さと思われるロープが10本ついているだけでした。スノーピークのヘキサやレクタを使ってきたので、メインロープは二又だとばかり思っていました。

二又ロープの経験しかなかったのと、時間がなくて焦っていたため、メインポールに使うロープの端をエイトノットに結んで、ポールに引っ掛けて設営しました。

あとから取説を見たところ、引っ掛けるのではなく、タープのループにもやい結びで取り付けると書かれていました。なるほど。


ロープが太いと思ったけれど

ロープを使ったところ、スノーピークの付属ロープに比べてかなり太くて硬いと感じました。

しかし、実際にスノーピークのロープと比べてみると、太さは変わりませんでした(製品ページ上では4mm)。むしろスノーピークの方が太いくらいです。

DODのロープの方が硬いため太いと感じていたようです。


ロープが短いと感じたけれど

メインポールには 60cm x 4本 = 2.4m を使用しました。

一般的な設営方法は、ポールをタープに対してまっすぐ倒し、さらに90度横に倒したところがペグを打つポイントになります。

三角形の右下がペグを打つ位置

が、しかし、そのポイントにペグを打ったところ、全然ロープの長さが足りませんでした。

そのため、やむを得ず一晩目は 60cm x 3本 = 1.8m の長さに短くして設営しました。

ポールを使ってペグを打つ位置を決める場合、ロープ長はピタゴラスの定理を使ってExcelで次のように求めることができます。^演算子はべき乗を意味します。

上の計算式に2.4mを入れた時の結果

2.8mの結果

というわけで、2.4mのポールには、最低4.2mのロープが、そして、2.8mのポールには、4.8mのロープが必要であることがわかります。

チーズタープSについていたロープは実測で約4.3m。実際には結んで短くなるので、4.2m。と考えると、2.4mのポールを使う場合ギリギリの長さという事になります。

スノーピークのシールドレクタMの場合、幕体が 4.15m x 3.4m のサイズ(設営時か平面時か不明)で2.4mのメインポールが推奨されています。付属のガイラインはメインポール用ロープが二又9mで、サブポール用が3mです。9mという事は、半分で4.5m。少し余裕を見て丁度良いくらいの長さです。

5.5 x 4.4 mのシールドレクタLの場合には、10mの二又ロープが付属します。これだと5mなので、推奨サイズの2.8mのメインポールを使ってもちょい余裕があることがわかります。あくまでもほんの少しですが。

こうしてみると、各タープに付属のロープは、概ねポールを使ってペグの位置決めができる長さで作られていることがわかります。

設営時に短く感じたのは、ペグを打つポイントが暗闇の中で良くなかったからかもしれません。

なお、製品ページではチーカマスタイルの設営例としてXP5-507K(250cm)が使われています。また、ページ下のオプションとして、このビッグタープポールとハイパームテキポール(260cm)が表示されています。


ポールを使ってペグの位置決めを行うには、数十センチ余裕があった方が良いのではないかと思います。そうでないと、今回のように、ポールを立てようとしたけれど、ロープが短くて立たないという事になりそうです。

逆に、短いロープを使う場合は、ペグの位置をポール側に近づけた方が良さそうです。

私自身は、9m、もしくはシールドレクタLとの互換性を考えて10mで二又ロープを作ってみようかと思っています。とりあえず北海道キャンプにはレクタLの10mを持っていこうと思います。

車はプリウス

初出時に、ポールと張り綱の角度を45度にする場合と、ポールを使ってペグの位置決めをする場合を混同して書いていたため本文を修正しました。


雨の日には小さい

1.8m や2.4mのポールで設営した結果、小さいと感じました。

日よけとしてはこれでも問題ないのですが、風を伴う雨の場合には、吹き込む雨でタープ下の道具が濡れてたまらんものがあります。

雨の日の設営を考えると、やはりチーズタープMの5.2 x 5.2 m が欲しくなります。

もっともそれでも強烈な風雨や霧、寒さには耐えれらないので、全天候型としてはシェルターが必要だと思いますが。


影は熱気を感じる

コットン混紡で影が濃いことを期待していたところ、確かに濃いと感じました。

しかし、それでも、6月の日差しに対してはタープを通して熱気を感じました。

7月、8月どうなるのか懸念があります。私はタンを選びましたが、夏使うならカーキ色にした方が良いのかもしれません。


質感はいい感じ

部屋で見た時には安そうな生地に見えました。

しかし、キャンプ場で広げてみると悪くはありませんでした。というか割といい感じ。

ポリコットンのため結露もしづらいという事で、確かに今回は結露していませんでした。一緒に張ったモンベルのテント、ステラリッジのフライの内側はびしょびしょでしたが。


センターのループが使いやすい

幕体の中央にポールソケットとループが二つ付いています。

北海道キャンプに備えてランタンハンガーを持ってこなかったので、このループがランタンを下げるのに重宝しました。

丁度中央にあるので、タープ内を明るく照らします。


スノーピークの半額

使ってみた結果、結構気に入りました。耐久性や強度など、不安な面はありますが、とりあえずいい感じです。

価格もスノーピークのものに比べれば半額なので、寿命が半分だとしても悪くない感じです。

チーズタープM: 22,000円 シールドレクタL: 44,000円

チーズタープS: 13,000円 シールドレクタM: 36,300円

焚き火で穴が開くことを考慮しても、安い方が良いかもしれません。

(穴が開きにくいだけで、開かないわけではないようです。コットンだって燃えるので当然ですが)


カーキかタンか

色自体はタンの方が好みですが、遮光性はカーキの方が上かもしれないし、汚れも目立ちにくいと思うので、実用的にはカーキもありかもしれません。特に夏場キャンプをされる方は良いかも。

ただ、タンもタープ下が明るいので気分も明るくはなります。


10mロープを2本発注

スノーピークの 4mm 10m ロープを2本発注しました。

10mで長すぎたら、1mカットします。

シールドレクタのロープを流用しようと思いましたが、戻し忘れたら現地で立てられないという悲劇が待っていますし、売られているロープの長さが15mだと思っていたら10mだったので、悩む必要がありませんでした。

作成中

完成

これでサクッと設営できます。

シールドレクタLと同じはずなので、取り違えても大丈夫。

長さを変えた場合には、金具を赤にします。


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