オープンタープ+テントより2ルームテント
先日は北海道にキャンプに行っていました。そのためにチーズタープSとステラリッジ4を用意していきました。
タープ+テントの問題
実際に使ってみると、わかってはいたことだけれど、次の問題がありました。
- 設営撤収が面倒
- 雨に弱い
- 虫に弱い
- 太陽の日差しに弱い
- 風にも弱い
- 動物にも弱い
設営撤収が面倒
コンパクトタープと山岳テントの組み合わせとはいえ、打ち込むペグはタープ8本、テント12本と合わせて20本に及びます。
設営する際には、テントとタープの関係を考慮する必要もあります。
設営撤収時に雨が降っていると、インナーテントも濡れてしまいます。
雨に弱い
上から降る雨ならレクタタープで問題はありません。
しかし、風を伴う雨の場合、タープの中の方まで吹き込んできます。今回も釧路湿原のキャンプ場で、朝起きたらタープ下のテーブルの上がびしょ濡れでした。
それを避けるために、いちいち車に機材を乗せなくてはならず手間でした。
ひどい風雨の場合には、食事をするどころではないこともあるでしょう。そうなると煮炊きすることが前提の食材を買ったときにはご飯も食べられないことになります。
虫に弱い
今回の北海道キャンプでは虫に苦しめられました。事前にレビューを読んでいて虫が多いと書いている方がいたけれど、虫ごときいるでしょうと、気にしていませんでした。
しかし、実際にキャンプをしてみると、とにかく刺す虫が多くて、両手首と足首が手かせ足かせのように刺されまくりました。
森林香を二つ焚いてもダメで、最終的には森林香四つと「やぶ蚊バリア」的なスプレーを併用してようやくでした。でも、たまたまそのキャンプ場に蚊やブヨなどが少なかった可能性もあります。
朝起きると濡れたテーブルの上に羽虫がたくさん死んでいたこともありました。
これまで、これほど刺された経験はなく、妻に至っては、手の甲が全体に腫れあがり、脇のリンパ腺も痛いと言ってるくらいでした。
日差しに弱い
太陽は当然東から西に移動していきます。その速度は意外に速く、そして、夕方到着して、朝日が昇る方向を予測してもなかなか当たりません。
そうなると、日陰に合わせてイスやテーブルを移動する必要が生じることもあります。日が当たらないように配置しておいたクーラーボックスにいつの間にか日が当たっている、なんてこともあります。
クーラーボックスはまだしも、ガス缶に日があたると最悪破裂なんてこともあるかもしれません。
風にも弱い
冬の風や、夏でも度を超えた風では、食事をするのもままなりません。
小型のタープではペグダウンも容易ではありません。ダウンすると、今度はリビングスペースが狭くなり、天井も低くなって不便です。
風ごときでと思うかもしれませんが、真冬や高度1,500m以上のキャンプでは風は大きな問題で飯どころではないときもあります。
動物にも弱い
これまでに、タヌキ、カラス、猫、キツネなどがサイトにやってきた事があります。当然、食料が狙いです。
狐の場合にはエキノコックスの恐れがあるかもしれないので大きな問題です。この問題もあるため、食材や食器は毎晩車にしまって寝ました。
シェルターでも完全ではないけれど、少なくともカラスは防ぐことができます。
荷物制限の呪縛
問題があるのは重々承知していたものの、この組み合わせで行ってしまったのは、初めての飛行機キャンプだったからです。
当初は、スーツケース二つでキャンプをするつもりだったので、それに収まるテントとタープという条件がありました。また、そのため、空港受け取りにとらわれていました。
結局、それでは全然機材が足りないという事になり、150リットルのバッグを二つ追加して、合計500リットルで行きました。
そうなると、今度は空港受け取りの方が大変です。結局、受け取り場所はヤマトのセンターに変更しました。その方が車を寄せられるため楽です。
サイズ制限も個数制限もなく、受け取り場所もセンターならどこでも良いのであれば、巨大2ルームテントのランドロックだって送ることは可能です。
後から気がついて後悔しました。
全て解決の2ルームテント
というわけで、2ルームテントが使えるなら、すべての問題は片付きます。雨、霧、風の心配はいらず、日陰も確保。虫や鳥もシャットアウトできます。設営撤収も大差がないかむしろ楽になります。
眺めや解放感はオープンタープには劣りますが、それも2ルームテントによってはそれなりの開放感があるものもあります。
というわけで、設営撤収の簡単な2ルームテントを物色中です。ただ、快適な前室を持つ2ルームテントはそれなりに大きくなってしまうので、それならいっそのことランドロックをもっていってもいいのかなとも思っています。
ちなみに、自分たちだけでキャンプをするならゼインアーツのLOLOに魅力を感じます。
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