ヒートポンプ式洗濯機の問題点に愕然

パナソニックのドラム式洗濯機を使用中

2022年現在、Panasonicのドラム式乾燥洗濯機を使用中です。

Panasonicのドラム式洗濯乾燥機NA-VX800BRを購入

当初、「ドラム式洗濯機の問題点に愕然」としていましたが、よく考えるとヒートポンプ式の問題なのでタイトルを変えました。


パナソニックのおそうじブラシを検討

洗濯機のマニュアルを見ていた時にオプションでおそうじブラシなるものがあるのは知っていました。当初はそんなところ掃除する必要あるのか? と思って買いませんでした。

しかし、一年が経過して、そろそろ掃除した方が良いかも、と思うようになり、購入しようと調べていました。

おそうじブラシ AXW22R-9DA0


熱交換器のフィンの汚れに驚愕

掃除方法についてネットで調べていると、こんなショッキングな画像が。

上の写真は次のページの画像にリンクしています。

ネジ2つ取るだけでゴッソリ埃取りが可能!パナソニックドラム式洗濯機のフィン掃除を自分でする方法

マジか!?と思って、うちのも見てみると、ここまでひどくはないけれど、左半分にほこりがたまり濡れています。

上のページの方と同様に、やはり髪の毛がある程度たまり、それをきっかけにほこりがたまっていっているのかもしれません。


自動洗浄機能

ほこりがたまるのはわかるけれどなぜ濡れているんだろうと思ったところ、パナソニックのドラム式洗濯機は途中から洗浄機能が搭載されたようです。

ドラム式洗濯機のホコリ自動洗浄機能(パナソニック)

本来はこれによりほこりが洗い流され、常にきれいな状態が維持されるようです。


製品の欠陥では

しかし、次のページを見ると、同様の症状に陥っている方たちがいて、修理を頼んでもなかなか直らないようです。

『熱交換器の自動洗浄について』 のクチコミ掲示板

これは欠陥なのではと思います。

前部のフィルターがほこりや髪の毛を取り切れていないのが一つ。

もう一つは熱交換器の洗浄能力不足という事なのだろうと思います。

ほこりを取るのには限度があるとしても、洗浄機能については改善の余地があるはずです。

まずは、たまっているかどうかユーザーがチェックできる構造が必要です。

チェックさえできれば、ユーザーがメンテナンスするなり、サービスを呼ぶなりすることができ、気が付いたら手遅れという事にはならないはずです。

Panasonicは2005年にヒートポンプ式乾燥器を搭載したそうです。

2005年(平成17年)にはパナソニックが、世界で初めて乾燥にヒートポンプ式を採用したドラム式洗濯機を発売した。

洗濯機 Wikipedia より引用

それから15年も経って発売されたモデルがいまだにこんな欠陥を持っているというのが驚きです。


手前の乾燥経路にもほこりが

おそうじブラシの掃除対象である乾燥経路をのぞき込んでみると、それほど多くはないけれど、たしかにほこりがついています。

フィルターにほこりがたまると風量が低下し、乾燥経路にほこりが付着しやすくなるのかもしれません。


自動掃除機能が必要

そもそもフィルターのほこりをパナソニックお得意の自動掃除機能で取り除き、ボックスにでもため込むようにすれば良いのではないかと思います。

そうすれば、風量低下を抑えることができ、乾燥経路のほこり付着を軽減でき、毎回の手入れを省くことができます。掃除も確実にできることでしょう。


家電保険に加入

いずれにしろ、現状を見ると、熱交換器を含め故障するのは時間の問題だと思われます。そのため、東京電力の家電保険に加入することにしました。

東京電力の家電保険に加入

現状の汚れについては、Panasonicに問い合わせてみようと思います。


それでもドラム式

欠陥があることが分かったけれど、だからといって縦型洗濯機に戻るかというとそれはないです。次のようなメリットがあるからです。

  • 乾燥機能が便利です。手間が省けて、すぐに着ることができて、部屋干しの臭いともおさらばです。
  • 衣類に対する負担が少ないです。縦型に比べて歴然としわが減りました。衣類の寿命を考えれば、高い価格も相殺されそうです。(追記。いや、相殺は無理かも)
  • ヒートポンプで冬でも水を温められるので(おまかせだと15度)、汚れ落ちが良くなった気がします。
  • アタックZEROとあいまって、以前より、白い服が白くなった気がします。


掃除しました

とりあえず、今の状態では乾燥面で問題がありそうなので、上のページ書かれていた道具等を使って、掃除してみました。

髪の毛が何本も、というか数十本出てきました。

目立つほこりは取れたのでこれでいったん良しとして、一回自費で修理を頼むことにしました。

現在Panasonicに問い合わせ中です。

なお、掃除は、特殊な道具よりも、先のとがったピンセットの方が使い勝手が良さそうに感じました。髪の毛を剥がすのに必要です。

ピンセット TAMIYA

また、フィンを曲げるとアウトなので、絶対に押さない事です。表面のほこりをつまんで引っ張るだけにしておいた方が良いと思います。


2022/9/17 追記

Panasonicって、こんなだめな会社だったんですね。これじゃ、製品の品質が良くないのにも納得です。

ハンコの必要な書類が3000以上もあった…パナソニックが「壮大なムダ仕事」に気付き、廃止するまで


2023/1/14 追記

その後、乾燥後は毎回フィルターを二個はずして乾燥させるようにしてみました。

しかし、今日見てみたところ、相変わらずで、右側の方にも若干目詰まりが始まっているように見えました。左側の方にはカビらしきものも生えてきています。

今回はフィルターを外したまま乾燥モードを動作させて、シャワーが出るところを確認しました。一応出ていましたが、あの水量では、いまから汚れを流すのは無理でした。

パッキンが緩い、もしくは、フィルターの網が粗すぎて、大量のほこりがフィンに付着し、流しきれずにたまっていくという状態なのかもしれません。洗浄回数が3回だった気がするので、これも問題かもしれません。ネットの動画だと5回は洗ってる気がしました。

カビが生えるようだと、洗濯物に付着するので、メーカーに修理を依頼しました。予想費用は33,000円と出ていましたが、どうなることか。今回直したら次回からは保険で直します。


ほこりがたまるのは故障ではない

2023/1/22 追記

本日、Panasonicのサービスのかたに来ていただきました。

その結果、なんと異状なしで、本体の仕様という事でした。

ほこりが付着しないようにフィルターの目を細かくすると乾燥時間が長くなってしまうので難しいという事でした。

自分で掃除するしかないという事ですかと聞くと、言いにくそうに、ここは本来触っていただくところではないのでいいとは言えないんですという事でした。

こういうものだというのはとても残念ですが、故障ではないというのは良かったです。これで、今後は安心して保険を使うことができます。

ちなみに、今回は無料でした。

2021年の5月下旬に買って2022年の8月上旬に汚れに気が付いているので、ゴミがたまっていたのは保証期間内で、本来は保証の範囲内という面もあるのかもしれません。


ちなみに、3年放置するとこうなるようです。

3年使用のドラム式洗濯機の汚れを見てもまだ分解清掃しなくて大丈夫と言えますか? 肥後HCR商会

排水フィルターがすごいことになっていますが、毎月掃除していればこうはならないです。

うちのは、ほとんど汚れていなくて、たまに付着しているほこりを取り、後はバスマジックリンを吹き付けて30分後に流すだけできれいになっています。


フィルターを外しておくのは効果あるかも

2023/4/8 追記

現在は、洗濯乾燥後、乾燥フィルターを二つはずして洗濯機の上にのせています。熱交換器が乾くことを期待しての事です。

先日久々にライトで照らしてみたところ、なんと乾いていました。(ほこりは相変わらず付着していましたが)

そのため、今後も乾燥後はフィルターを外しておくことにします。とりあえずこれでカビの心配は減りそうです。


ヒーター式という選択

ヒーター式の洗濯乾燥機は、電気代と水道代が高いという話を聞いていたので、ヒートポンプ式一択だと思っていました。

しかし、今回の件であらためてヒーター式を考えてみました。PanasonicにはCubleシリーズというヒーター方式のドラム式洗濯機があります。

湿度

現モデルのカタログを見てみたところ、Cuble は水道で冷やして除湿するのではなく、湿気をそのまま室内に放出する仕組みだという事です。

それ、湿度はどうなのと思ったところ、ネットではそのままだと80%台になるけれど、換気すればなんとかなると書いている人もいます。

コスト

電気代については、ヒートポンプの LX シリーズが洗濯物 6kg で 28 円なのに対して、Cuble は 5kg で62円と高いことは高く、毎日 10 年間洗濯乾燥するとその差は (62 - 28) * 365 * 10 = 124,100 円となります。(5kg と 6kg の差は無視する)

うちの場合は毎日乾燥はしないので、その半分とすると約6万円。

Panasonicや日立によると、一人当たりの1日の洗濯物の目安は 1.5 kg のようなので、1日二人で 3kg となり、電気代はさらに下がりそうです。

本体価格は 2022/1/22 現在、価格COMで NA-LX129BR が33万円台なのに対して Cuble NA-VG2700R は23万円台と約10万円の開きがあります。

利用状況にもよりますが、コストはヒーター式の方がむしろ安いかもしれません。(今後の電気料金にもよりますが)

ヒーター式もありかも

ヒーター式にすると衛生面や故障の面で有利です。今まで全く考えていませんでしたが、 Cuble という選択肢もありなのかもしれません。

Cuble の方がヒートポンプがない分コンパクトのようですし。


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