旧型ステップワゴンのクルーズコントロールがひどい
週末にステップワゴンを借りて福島までキャンプに行ってきたけれど、ACC(Adaptive Cruise Contorol、追従クルーズコントロール、先行車を認識してそれに合わせて走るクルーズコントロール)がひどいレベルだったという話です。
これまで借りたステップワゴンもひどかったけれど、今回あらためて感じた不満は次の通りです。
- 車線を認識できなくなっても警告しない
- 明確な白線でも認識できないときがある
- 前の車をしばしば認識しない
- ハンドルを持っていても握れと言われる
車線を認識できなくなっても警告しない
LKAS(Lane Keep Assist System、車線維持支援システム)を使うと、車をレーンの中央に維持するように自動でハンドル操作が行われます。その際に、車が車線を認識できているかどうかはダッシュボードに表示されます。
BMW 318i Touringの場合には、車線を認識できなくなると警告音がしました。気が付かずに車線を逸脱してしまうのを防ぐためでしょう。
しかし、ステップワゴンの場合は、警告音がせず、危うく車線を逸脱しかけました。
もしかしたら設定で警告音をオフにできて、前の利用者がオフにしていた可能性はあります。しかし、安全面を考えるとこれはオフにできるようにすべきではないと思います。
そのため、いずれにしろ問題がある機能です。
明確な白線を認識できないときがある
明らかにはっきりした車線があるにも関わらず、しばしば車線を見失っていました。
不明瞭な白線はもちろん認識できません。
あまりにも認識率が低すぎるだろうと思います。
このあたりもBMW 318i は認識力が高いという印象です。
また、どうも318iは先行車に追随する機能があるらしく、車線を見失っても安定して走っていた記憶があります。
前の車をしばしば認識しない
かなり近くなっても先行車を認識しないことがしばしばあります。
その結果、ACCをキャンセルするか、やむを得ずブレーキを踏んで対処する必要があります。
これもBMWではほとんどない現象でしたが、ステップワゴンは認識しないときがしょっちゅうあり
ハンドルを持っていても握れと言われる
ハンドルを持っているにもかかわらず、ハンドルを握れと言われることもしばしばあります。どうせーっちゅーんじゃ!、と思います。
ぎゅっと握ってみたり、ハンドルを左右に小刻みに動かしてみたりして、警告を解除していました。
これもBMWはハンドルに手を添えてさえいればハンドルを持っていると認識されるので、とても快適です。
どれを借りてもことごとくダメなステップワゴン
最初は、借りた個体が故障しているのかと思いました。しかし、これまでステップワゴンはもう5回か6回は借りています。別の店舗で借りた時もあります。
今回は板橋区の令和2年製の比較的新しい車でした。ウィンカーの音が電子音だったので、これまで借りたことがない車です。それでもだめなので、これはもうステップワゴンという車がだめなのではないかと思います。
ちなみに、アルファードのACCや、レヴォーグのアイサイトも使った事がありますが、これらは悪くはありませんでした。
一時期は、機能面からステップワゴンを買うのも一つかと思っていましたが、これはないです。
30km未満の自動解除
ガソリン車だと30km未満になるとACCが自動解除されてしまいます。
渋滞したときにこそ使いたいACCが使えないため、ひどく失望します。
購入するのなら、絶対に全車速追従型のACCにするべきです。
気になるのはプロパイロット
最近は、結構真面目にエクストレイルやLUXIONを買ってみようかとも思っていました。
しかし、ステップワゴンのヘタレぶりを見ると、乗ったことがない車を買うのは危険だと思うようになりました。
もし買うとしても、ニッサンレンタカーあたりでプロパイロットを試してからでないと、とてもではないけれど買うことはできないと思いました。
BMW 318i Touringは良くできた車でした
車格が違うので仕方がないけれど、BMW 318i Touringは良くできた車でした。
ACCをオンにして福島に向かった際には、これ私が死んでもそのまま青森まで行くのでは?と思うくらい安定して走っていました。
元々の認識力が高いうえに、先行車を優先する作りなのか車線を見失っていても安定して走ります。
新型レヴォーグのアイサイトも試してみましたが、期待したほどではなく、318iの方が良いような気がしました。(アイサイトXでどれほど改善されるのか興味があります)
ただし、一般道では時折発狂して歩道や中央分離帯に突っ込もうとするときがありましたし、何もない田舎の見通しの良い直線道路でいきなり警告音とともにブレーキが動作したときもありました。(地縛霊でも検知したのでしょうか)
また、カーブでの減速機能もついていません。
ハンズフリーのACCは60kmまでというのも残念なところです。是非100km対応してほしい。
ウィンカー音が聞こえにくい
クルーズコントロールとは関係ありませんが、ウィンカー音が電子的な音になっていました。これが音楽に紛れて聞こえにくい時があります。
助手席の妻も気が付かないと言っているときがあり、緩いカーブの時などはウィンカーが元に戻らないため、しばし出しっぱなしで走っていた時もありました。
電子音単体で聞くとわかりやすいけれど、音楽やロードノイズと一緒だとてきめんにマスクされるものだなと思いました。
ACC以外は悪くない
ACCについてはどうしようもない車だと感じますが、それ以外については悪くないと思います。
新型車ではなくなってしまったワクワクゲートは素早く軽く開け閉め出来、狭いところでも開けることができて、とても使いやすいです。
三列目が床下収納されてほぼフラットになるのもキャンパーとしてはありがたいです。(私たちの場合には、そもそも三列目はいらないという話もありますが)
逆に言えば、ACCさえ改善されれば良い車だと思います。(ワクワクゲートはなくなりましたが)
新型のステップワゴンがどうなっているか興味深いです。
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