Canon PIXUS Pro9000 Mark II の後継機を考える
長年使ってきた Canon PIXUS Pro9000 Mark II をいい加減買い替えようかと思い始めました。
Pro9000 Mark II
Pro9000 Mark II は、8色染料インクのA3ノビプリンターです。インクは、次の8色です。
シアン (C)
マジェンタ (M)
イエロー (Y)
ブラック (K)
フォトシアン (PC)
フォトマジェンタ (PM)
レッド
グリーン
今どきのプリンターのようなグレー、ライトグレーがなく、その代わりにレッドとグリーンがあります。階調よりも発色重視という感じです。染料プリンターなんだからそれはそれでよいのではという気もしますが。
価格コムの製品ページを見ると、どうやら 2009年の4月位に発売されたようです。
PIXUS Pro9000 Mark II スペック・仕様・特長
今回年賀状を打ってみると、基本的には悪くないんだけれど、知床半島の岩の写真がちょっとマジェンタ寄りになって見えます。
本体が劣化しているのかインクが古いためか不明です。
Illustratorからドライバー任せで印刷しても、Illustratorでカラーマネージメントしてドライバー補正をなしにしても同様です。
後継のPRO-100が2012年の11月位の発売なので、10年くらい使ってきた事になります。そろそろ買い替えても罰は当たらないでしょう。
PRO-S1
今、高性能インクジェットプリンターを買うとなると染料では PRO-S1になります。
エプソンは悪い経験しかないので最初から除外です。
PRO-S1とその前のモデル PRO-100S の比較記事がありました。事細かく比較されています。
新機種「PIXUS PRO-S1」と旧機種「PIXUS PRO-100S」を徹底比較する
PRO-100とPRO-100Sはソフトの違いだけらしいので、事実上、Pro9000 Mark IIの二世代後のモデルが PRO-S1 という事になりそうです。
PRO-S1はCMYK + PC, PM + ライトグレー、グレーという比較的オーソドックスなCMYKプリンターです。と言っても、中身がCMYKかどうかはまた別の問題のようですが。
RGBプリンターかCMYKプリンターかを見分ける簡易的な方法
Pro9000 Mark IIでは、RedとGreenがなかなか減らずに劣化するのが悩ましかったので、そういう点ではPRO-S1のインク構成の方が精神衛生上は良さそうです。
価格は実売で7万円弱といった感じで、昔よりかなり高くなっているような気がします。もっともPro9000 Mark IIの購入時の価格を覚えていませんし、どこで買ったのかも覚えていません。
次に使うのは、また年賀状印刷になりそうなので、買うのは年末という事になりそうです。
XK500
しかし、こう書いてみて、年賀状印刷に7万円もかけるのかという気もしてきました。
A4インクジェット複合機の PIXUS XK500 (4万円台)にして、モノクロレーザー複合機の MF229dw を放出した方がいいような気もしてきます。
XK500は顔料ブラックに、染料CMYK + フォトブルーという変則的なインク構成です。写真プリンターとしてみた場合、6色とはいっても、4色にフォトブルーが付いただけとも言えます。顔料ブラックは普通紙用でしょう。
画質、特に階調は PRO-S1 にかなわないと思いますが、プリンターの設置スペースが小さくなるのは魅力です。
PRO-S1とXK500を比べているページがありました。
これから写真プリントをはじめたい人へ 「Canon PIXUS XK500」
こちらによる比較写真は次の通りです。左から G1, S1, そしてXK500。
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この写真で比較するのは難しいけれど、記事にあるように、「パッと見た印象ではXK500のプリントも引けを取らず綺麗です」なのでしょう。
発色だけなら、右端のXK500の方が良いようにも見えます。ドライバー補正によるものかもしれませんが。
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