DENON PMA-A110を購入
若いころはオーディオマニアで、オーディオ販売店で働いていたこともあります。実家に残してきたオーディオシステムは、現在は母が使用していて構成は次の通りです。
SANSUI AUX-111 MOS VINTAGE(定価330,000)
長岡鉄男設計 スワン(オークションに出ていた専門業者作)
CDプレーヤーは元々はヤマハのCDX-2200(定価168,000円)を使っていて可動部分がダメになり、ヤフオクで同じ中古を買ったけれどそれもダメになり、CDX-2000の中古も買ったけれどそれもまたダメになり、もう新品を買おうとDENONの中級機でお茶を濁して今に至ります。
しょぼいアンプはだめ
アンプは30年くらい前に買ったものなので、いい加減劣化しているのではないかと思い、先日試しにSONYのAVアンプSTR-DN1040に交換してみました。しかし、母から即ダメ出しが出ました。
母はクラシック好きで異様に耳が良く、システムの設定を変えると、そうなるであろうという音の違いを見事に聞き取ります。
自分で設定を変更すればバイアス効果でそう聞こえるのもわかるけれど、母の場合は私が何をやっているのかわからないのに聞きあてるので驚きです。
そのため、しょぼいシステムでは聞けない体質になってしまい、別の意味での地獄耳です。
ちなみに、母が私の家に遊びに来た際に、うちのAVシステムの音が聞きたいというのでCDをかけたら、プッ、と吹き出していました。所詮はサラウンドアンプにAV用スピーカーだし、なにより二世帯住宅用のクッションが入った二重床なので、音響的にはどうもこうもならない部屋だから仕方ないのですが。
PMA-A110を安く購入
安いアンプはダメみたいなので、思い切ってDENONの110周年記念モデル PMA-A110を買う事にしてみました。定価は393,800円。
価格.comでみると一番安くて336,000円でした。ヨドバシカメラもポイント考慮で34万円位。そんななか、とあるショップで新品箱入り未開封の現品が315,000円で売られているのを見て即購入しました。5年保証付きです。
しばらくエージングしてダメなら即メルカリ行きです。
PMA-A110を選んだ理由
A110を選んだ理由は消去法でした。
本当ならサンスイが良かったけれど今は既にメーカーがありません。
ヤマハは当時うるおいのない音という印象だったのでなし(CDの高級機はいい印象でしたが)。
LUXMANは悪くはなかったけれど、何を聞いてもLUXMANの音がするのでなし。ちなみにスピーカーのタンノイもそういう印象です。一種のエフェクター感があります。
マランツは高校時代に電気屋の友達が高いアンプを持っていたけれど、こもったような音で印象が悪かったのでやはりなし。
正直DENONもあんまり好きなメーカーではありませんでした。悪いわけではないけれど、かといっていい印象もありませんでした。好きで買うわけではなく、他に選択肢がないから、です。
モデルをどうするかでは、PMA-600NEでも案外よかったりとも思ったけれど、やはり高いモデルの方が良かろうと思い、PMA-2500NEとA110で迷って、新しいA110にすることにしました。110周年モデルという事で気合も入っているでしょうし。
オーディオ屋で働いていた時の経験として、安いものと高級なものとの違いは歪感でした。安いものは線が細く荒い傾向にあり、高くなるほど耳障りな音がしなくなり、音も厚くなる傾向です。ロックやヘビメタを聞くならむしろ安い方が良いこともあると思いますが、クラシックを聴くとなるとやはり高級機の方が向いていると感じています。
A110を選んだ理由の一つは、DAC搭載という事。現在使っているCDプレーヤーもそれなりに年月が経っているし、そもそも中級機のため、DACもイマイチかもしれません。新しいA110のDACを使った方が音が良いのでは?という期待もあります。
あと、Belkin の SOUNDFORM CONNECT AirPlay2対応 オーディオアダプター AUZ002dqBK も購入したので、これも光ケーブルでつないでApple Musicの大量の曲を再生できるようになります。
12/29に実家で比べてみるので楽しみです。鬼が出るか蛇が出るか。結局サンスイが良かったとならないことを祈ります。
2024-01-13 追記
実家でのファーストインプレッション等を記録してあります。
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