Defender for Buisiness を試験導入
法人版の365 Business Standard を使っているので、セキュリティもDefender for Business を使ってみようかと思いました。
とりあえず、365の管理画面から、試用版の無料ライセンスを入手し、ユーザーに割り当てます。
ライセンスを入手して管理画面が使えるようになるまで結構時間がかかります。
Windows PCをオンボード
次にDefenderの管理画面の「設定」「エンドポイント」「オンボーディング」から、オンボードパッケージをダウンロードし、そこからスクリプトを取り出して実行し、Windows 11 PCをオンボードしました。
オンボードしてから、PCの情報が取得できるまで結構時間がかかります。下手すると次の日じゃないと更新されないんじゃないかと思っています。
オンボードが完了してから、PCのデスクトップにEICARテストファイルを作成するときちんと検出されました。
デバイスのインベントリー
デバイスのインベントリ画面を見ると、PCの露出レベルが「中」になっていたため、調べると、Visual Studio 等が古いままだったので、削除したり、更新したりしました。
Defender for Businessのいいところは、Microsoft製品以外の 7-zip や Acrobat、Chrome等のアプリの脆弱性も警告しくれるところです。
また、メールで実行可能ファイルを実行できてしまうなど、設定の甘いところも指摘してくれます。
Macのオンボード
問題だったのはMacの追加でした。
インストールパッケージとオンボードパッケージをダウンロードし、インストールしたのですが、フルディスクアクセスのところにMicrosoft Defenderが表示されませんでした。
その状態で、EICARテストファイルをダウンロードしたりスキャンして見たりしましたが、全然検出されませんでした。
どうやら、オンボードパッケージを実行する際に、インストールパッケージが必要だったようです。
インストールパッケージを再度ダウンロードして、オンボードパッケージを再度実行したところ、表示されるようになり、無事にフルディスクアクセスを許可することができました。
その結果、EICARテストファイルがきちんと検出されるようになりました。これで一安心です。
Manual deployment for Microsoft Defender for Endpoint on macOS | Microsoft Learn
365 Family
とりあえず試用版を使ってみていますが、気になるのは 365 Family。
こちらは、年額 21,000 円(月平均 1,750円)で、5人まで OfficeとDefender を利用可能です。
Microsoft 365 Family (旧 Office 365) を購入 - サブスクリプション価格、ダウンロード | Microsoft Store 日本
Defender for Business は年間1台 5,388円(月平均 449円)です。二人分のライセンスで898円です。
両親の分や、OneDriveのストレージ等も考えると、Familyをベースにした方が良い気がします。
現在の 365 Business Standardを Business Basicにダウングレードすると、二人分で、月額 1,950円安くなるので、トータルではずっと安くなりそうです。
ただし、Family のDefenderでできることは限られるようで、Defender for Business で使えているような、各PCの脆弱性チェックなどはできないように見えます。もっとも、それなりの知識がないとDefender for Business は使いこなせません。
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