乗り継ぎはトランジットかトランスファーか
トランジットとトランスファー
飛行機で乗り継ぎする事を、「トランジット」や「トランスファー」と言います。
次の記事にあるように、基本的には中継地で同じ飛行機に再搭乗することをトランジット、違う飛行に乗り換えることをトランスファーと言います。
トランジットとトランスファーの違いとは?空港で使える英語フレーズ【タビサポ】|三井住友VISAカード
昔は飛行機の航続距離が短かったため、欧米に行くのにはアラスカのアンカレッジで燃料や食料を補給していたそうです。この場合は、同じ飛行機に乗るのでまさにトランジットだったという事になります。
現在でもあるトランジット
実は現在でも中継地で同じ飛行機に乗ることがあります。
一昨年、エチオピア航空で東京からアディスアババに飛んだ際には一旦仁川で降ろされて、制限エリア内で待機した後に再度同じ飛行機に乗りました。
コロナ前に、エアチャイナ(中国国際航空)で北京からバルセロナに飛んだ際には、一旦ウィーンで降ろされて、制限エリア内の他から隔離された場所で待機させられた後、再度同じ飛行機に乗りました。
直行便だと旅客数が十分ではない場合に、中継地を設けて旅客数を確保するようです。
同様に、パラオなどの島に行くときは途中の島々に次々降りる路線もあります。こういうのはアイランドホッピングと呼ぶようです。
トランジットの大きなメリットは、乗り遅れがないという事です。トランスファーだと1時間の乗り継ぎ時間は遅延やセキュリティ検査の混雑などで不安を感じますが、トランジットの場合には絶対乗ることができますから。
同じような条件でトランスファーの航空券とトランジットの航空券が選べるのなら、私ならトランジットを取ります。
仁川で再搭乗したエチオピア航空の機材 |
トランスファーでもトランジット
基本的には同じ飛行機に乗るのがトランジットで、違う飛行機乗るのがトランスファーです。しかし、トランジットとトランスファーが同じ意味で使われている場合もあります。
例えば、エアチャイナでは、乗り継ぎの際に無料で使えるホテルやラウンジを、トランジットホテルやトランジットラウンジと呼びます。また、中国自体が、乗り継ぎ時に一時的に入国できるビザをトランジットビザと呼んでいるようです。
これは、トランジットの場合に限られるわけではなく、トランスファーの場合にも適用されるようです。というか、むしろトランスファーの場合の方が多分多いでしょう。
本当にトランジットの場合には注意
トランジットとトランスファーが同じ意味で使われているのはよく見かけるので、通常はどちらでも構わないと言えるでしょう。
ただし、本当にトランジットの場合には、トランジットエリアで待機していないといけない場合もあるので要注意です。
中継地で降りる人にうっかりついて行って制限エリアに出てしまうと非常に面倒なことになりかねませんから。再度セキュリティ検査を受けなくては行けない場合も考えられるので、時間が足りずに最悪置いて行かれるかも?
初めてのトランジットの場合には事前にYouTubeやブログ等で乗り継ぎ方法を確認しておいた方が安心です。
補足
仁川空港のアナウンスでアディスアババと言っていたので、アベバじゃない?、韓国読み?、と思っていたら、どうやらアディスアババの方が正しいらしい。よく考えればスペルも Addis Ababa だし。
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